『ボンゴレ・ロッソ』はちょっと待て

県内では唯一アサリの潮干狩りをやっていた浜名湖ですがここ二年ほどは中止に。今年はようやくそれが再開されテレビのニュースでもその様子が報じられていました。中断の原因は資源が激減してしまったからでしてね、保護と回復を待っての再開だったようです。

その間、職業漁師さんたちによる出荷は続けて行われておりまして、ボクがよく行くスーパーでも入荷していることもありました。非常に肥えた大粒で、また食味もたいへんに宜しい浜名湖のアサリはちょっとしたブランドものみたいなものでしてね、お値段もソレナリに覚悟しなければならないのですけれど、やっぱりどーせ喰うなら…てなカンジでついテを出してしまう逸品なのですな。
そんなアサリを使うお料理はたくさんあるわけですが、パスタのボンゴレもそのひとつですね。春先に食したものはレトルトソースでのそれ(『ボンゴレ・ロッソ』は雨休日の調べ)で、まあけっこー美味しかったことは美味しかったのですけれど、やっぱりモノホンのアサリを使ったものを食してみたかったってのも正直なところでありまして、そんな流れからようやくテにした“浜名湖アサリ”で酒蒸しをしたのですけれど、運悪くその日は千葉県産イワシに主役の座を奪われるという(『イワシの塩焼」は春の無謀な侵入者 )報われない過去があったわけなのですな。
そして潮干狩りシーズン突入の影響もあるのでしょうか、このところそんな浜名湖の大粒アサリを見かけなくなりましてね、想い描いていた料理のジッコーが難しいじゃないですか。でもねぇさんざん辛酸ナメナメでしたからね、パーフェクトな準備が満たされるまで耐え忍び満塁ホームランで逆転サヨナラみたいなものを狙うのですよ。


KONICA  HEXANON AR 3.2/135  @ SONY α7

だから“浜名湖アサリ”が入手できるまで『ボンゴレ・ロッソ』はちょっと待て…だったのですな。ところが先日トナリ町のスーパーで他県産ながらまずまずのアサリを見つけてしまい、まあヨクボーに火がついて掟を破ったといいますか自制心をキープ出来ない状態に陥ってしまったのですな。
今回はトマトソースもちゃんと手作りしてアサリを迎え撃つわけです。もちろん美味いなんてもんじゃありません、お味としては申し分のないものでした。けれども大粒の“浜名湖アサリ”だけが持つあのファッティーな旨味と食感のようなものが欠落している感じでしてね、いちおう走者一掃の3ベースヒットで同点に追いつき歓喜の雄叫び〜なんだけど、う〜ん延長戦かい…みたいな。




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引継ぎが フライング気味の 梔子か



Nikon  LENS SERIES E 3.5/36-72  @ SONY α7

昨年は五月末くらいに咲き始めた梔子、もう花蕾が大きくなり始めてましてね。梅や桜に始まって今年はどうも植物全般がフライング傾向にあるようです。
夏の気温はどうなるんでしょうねえ、ただでさえ暑いの大っキライですからソレだけは勘弁していただきたいものです…って今から考えるのもイヤなので、その想像は消去することにします。