なかなかに珍しい『牛ウデ肉のステーキ』

畜肉には“希少部位”というものがあって牛豚鶏それぞれにお楽しみがある。今回見つけたものは牛肉のウデ肉というもので、それほど希少と云うわけでもなさそうだがその名を見ることは稀なのよね、なかなかに珍しいではないかと食してみることにした。

ウデと云っても前足ではなく肩肉の一部で、焼肉屋さんメニューではちょっと高価な部類に入るミスジやザブトンなどもこのカテゴリーなのね。
畜肉の部位とその名称は地方名があったり関東と関西では違うものもあったりしてかなり複雑なのよ、だからそんなウデについて語ろうとするとこの駄文日記の何日分かを割かなければならなくてとても書ききれるものではない。大切なことであればそのテマヒマも厭わないけれど、まあ要はちょっと変わりダネってことでお許しいただきましょうか。
購入したウデ肉は焼肉用にしてはやや厚め、ステーキ用としてはレア指定不可な厚みなのであった。まあいいよね、初めて食す部位なんだからシンプルに塩&ブラックペッパーのガリガリ粗挽きで味付け、焼加減はミディアムでも問題ないじゃん。


Carl Zeiss Jena  Pancolar 1.8/50 (Zebra)  @ SONY α7

生肉ではかなりサシが入っているように思ったのだけれど、実際ステーキにして食してみると品の佳い脂が適度にまわっていてあっさり目のようにも感ずる。しかしきっちりコクのある旨味も含んでいて、その柔らかさとのバランスが非常に宜しいのよ。あぁ美味いなあ…決して高価な部位ではないのに相当にイケてるじゃないか。こりゃとってもいい買い物をしたみたいですな。
もちろんこのままでも美味しいけれど、試しに“わさび醤油”で食してみたらもうびっくりですねん、まるで高級レストランで食すステーキみたいに“レホール”のヴェールが優しく纏わりつくかのようなお味を楽しめるのよね。
また食べたいと思い何度もそのスーパーに足を運んではいるけれど、このウデはそれ以降見ることはなく残念でならない。まあ一度限りで販売されたタイミングに遭遇したんだとしたらかなりな幸運だったんでしょうけどね。





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雨もあがって青天の朝
夏らしい蒼黒の富士山が戻ってきました
でもねぇこの晴天も束の間みたいでしてね
また梅雨の前線が迫っているとの予報


5:05AM, June 19. 2018. @Fujinomiya-City

INFOBAR A03




真っ白なクチナシはもうお終いになりました
まるで折り畳み蝙蝠傘のようになって枯れ落ち
あの特徴的なカタチをした実が
冬に向けて育ってゆくのですね



Nippon Kogaku  NIKKOR-H・C 2/50(L39, Black-belt) @ SONY α7