■ 一日遅れの「敬老の日」晩餐
本来は9月20日の敬老の日に執り行うべきですが、あいにくその日はシゴト多忙&サービス残業っぽいブラック労働環境を経ての帰宅なのでありまして、ナニか美味しいものを母上に作って差し上げよう…というキモチは帰宅時の買い物をしているうちに萎えてしまいました。
手ブラと云うのもナニなので簡素なケーキなんぞでゴマ化して「お祝いは明日にね…」などと逃げてしまったエロおやぢであります。こーゆー時にボンビな肉体労働者の悲哀をヒシと感ずるのと同時に、そんな生活から早く脱却したいという願いが次第に色濃くなってゆくのを意識するわけです。
さあその翌日です。久々のステーキへの期待もぐ~んと高まり、高級と云っても庶民派和牛のリーズナブル版で敬老の日の料理に取り掛かるエロおやぢですね。一日遅れの晩餐ではありますが、こうして落ち着いて食す方が精神的にもいいよね。
そしてあまり凝ったことはせずそのものズバリ勝負が良質なニクへのリスペクトだ!と手ヌキ調理を覆い隠す言い訳でタタっと済ませてササっと例のドリンクぐびぐびしたいじゃないか…てなもんです。
ガロニは柔らかな法蓮草&コーンのバターソテーに庭の菜園で収穫する真っ赤に完熟したシシトウです。そう、そしてヒレ肉のステーキそのものは若干の岩塩とコショウのみで控えめな下味を施しておきます。
今回は某食品メーカーさんのステーキソースがヒレ肉のパックにサンプルで添付されておりましてね、そいつを味わってみようじゃないか…という目論見があったからです、
ニクは二時間ほど前から冷蔵庫から取り出して常温に戻しておきましたから、いい感じのレアに焼きあがっております。ほお~美味いじゃありませんか、サスガにブランドもの和牛の " 静岡牛 " であります。単に柔らかいばかりでなく、香りや旨味が濃密な塊となって舌の上で溶けてゆくようであります。サンプルのステーキソースもナイスなものでした、これは一本購入してきてもいいかな。
平素はなかなかこうしたものをクチにすることはありませんけれど、いちおーお祝いの席ですからね~ってことで齢87になる母上も大いに満足されているようであります。余程美味しかったのでしょうか、計200g近くあったヒレステーキ2枚を全量平らげてしまったのは驚きと共に「あ~まだまだ元気なんだよなあ」と云う安堵感です。
唯一の後悔は、せっかくの機会だったのに " なんちゃってビール " しか用意がなく、モノホンの上級ビールをストックしておけばよかったなあ…ってことですな。まあそのうちに…ね。