冷麺@京昌園別館
行く夏に名残る暑さは夕焼けを吸って燃え立つ葉鶏頭…とは大御所と言われる某女性歌手の若かりしころの作品「晩夏 ひとりの季節」冒頭の歌詞である。瑞々しい感性が弾ける歌詞と美しいメロディーラインが心に残る作品を数多発表していたけれど、キーボーダーのMM氏と結婚して姓が変わってからそのヒトは少しシュミの悪いミュージシャンになった気がする。ライブコンサートは宇宙人みたいな衣装でサーカスみたいなパフォーマンス、某国営放送紅白歌合戦では海外のラウンジからの中継でソファに座ったまま歌う…もうサイテーとしか言いようがない。あのころのアナタはいったい何処に行ってしまったのか。それでもダンナさんのオカゲでサポートするミュージシャンは一流どころばかりですからね、やはり売れちゃうところがちょっと憎らしい感じが…って脱線です、“ゆく夏”ってキーワードからこんなことを思い起こしてしまったものですから。さて本線に戻りましょうか。
めっちゃ暑かった今年の夏もようやくピークを越えたのかな、このところ過ごしやすい気温に戻りましたね。まあそれでもまだまだ暑い日々は何度かを乗り越えなくてはならないんでしょうけど。
そんな過日、お盆のお買い物ついでに隣り町のヤキニク屋さんに冷麺を食べに行ったのよ。やはりココの冷麺はサイコーですな、もう“不惑の冷麺”と呼んで何ら差し支えないと思います。
不惑と云っても孔子の説いた四十歳という意味ではなくて、本来の迷わずにっていう意図です。アッチコッチでチャレンジして冷麺を食すけれど、もう浮気したり考えあぐねる必要はないくらい京昌園別館さんの冷麺は美味いのよ。
MINOLTA M-ROKKOR 2/40 @ SONY α7
韓国冷麺と云えばキュウリにネギ、リンゴやナシなどの果物、動物性タンパク質としては茹でたり焼いたりした牛肉と茹でタマゴってのが概ねのところの定番具材なんでしょうけどね、ここに必ずキムチを据えるところが韓国らしいじゃないですか。
行く夏に名残る暑さは夕焼けを吸って燃え立つペチュキムチ…ってねえ、素晴らしい歌詞を冒涜するようなコトバ遊びはいけませんね、でもそれくらいこの真っ赤な自家製キムチは旨いのですよ。
冷麺そのものもさることながら食しながら思ったのは「あぁ単品で『キムチ盛り合せ』を注文してこいつにカッテなトッピングをすればよかったなあ」なのでしてね、そのアイデアは来年にとは思うんですけれども、果たしてその時までこのことを憶えているか、はてまた思い出すのか、そこが非常にモンダイなのであります。
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◆焼肉飯店 京昌園
https://www.k-shoen.com/
京昌園別館
静岡県富士市瓜島町55
TEL=0545-53-8929
ACT=11:00-26:00 年中無休
※バリアフリー