トマトソースとナスのパスタ
よく見たらこの駄文日記は六日も連続で中華系の料理なのであることに気が付いた。ネギとメンマのラーメン、鶏の唐揚、鉄板焼そば、旨辛魚介らぁ麺、四川麻婆豆腐、なすソバ、あ〜あ…である。
いやいやそれらを連続して食していたわけではないんですよ。間にはちゃんとバランスよく和食や洋食も摂っており、偏った食嗜好に溺れているボクではありませんからね。
まあそんなわけもあったのかは判らないけれど、しばらく食していないパスタ料理なんぞも食してみたくなって取り掛かったのよ。シンプルなトマトソースだけのパスタにしようと思っていたのですがね、冷蔵庫の中に食べ残してある“ナスの焼びたし”を発見してしまいましてねえ、え〜いコイツもソースにブチ込んでしまえっ!とばかりに処分するわけなのですな。
Tokyo Kogaku RE.Auto-Topcor 1.8/58 @ SONY α7
ナスはカツヲ系の和風だしに浸してあったのでそーゆー風味がするかと思いきや、トマトとガーリックに押されて全くその気配さえない。黙って喰わされたならばフツーにナスを加えたトマトソースかと思うに違いない。
ところがフシギなものでしてね、なんかこう食しながらリッチな旨味を楽しむことが出来るのですよ、きっと和風だしの旨味がしっかり生きているのでしょうな。近年は欧州の料理人の中にもコンブやカツヲの旨味成分に気が付いて、それらをスタンダードな欧風料理に応用するシェフも多くなっていると聞く。そうだよ、ハデな香りや強い個性は持ち合わせていないけれど、しっかりとベースを支える存在なんでしょうね。
偶然ながらこのトーシロー料理人にもそんなお味をフィーチャーすることが出来たってことですか、いや〜有難いことです。ホントに美味しかった。