柿の収穫
先日予告してあった通り当家の庭にある柿の実を収穫した。未だ赤くなっていないものもあるので全部ではなく食べごろになったものだけにしたのだけれど、柿の木にはあと20個近く残っていてなんだかちょっと嬉しいのよ。
柿はアジアの固有種であるけれど、それを収穫して生で食したり干して加工食品にするのはニッポンだけのようだ。海外へは昔から輸出されてきたようで、ある程度の知名度はあったものの近年とみに欧州で人気があるらしい。その名も「KAKI」、うわ〜日本語そのままじゃん。独特の香り、はんなりした甘み、若いものはパリッとした食感、熟成するとネットリ、干せばまた…とずいぶんいろいろ楽しめる果物ですな、ボクも好きですよ。
本当は木で熟すまで待つのがいいんだけど野鳥との闘いでしてね、バカし合いというか駆け引きにもにたようなスリリングさは一発ボロ負けの危険も孕んでいてリスキーなのよね。明日あたりはカンペキな熟し具合になってサイコーに美味しいやつが食べられるだろう…と思って朝起きて見に行くと、野鳥に見事突っつかれ無残な柿の実という現実に落胆するのだ。
だから若干若いかな〜と思っても適宜な色のりがあれば迷わず収穫してしまった方が宜しい。そうね、追熟ってテもあるから。そして一昨年発見した美味しい食べ方は“皮を剥いて適当な大きさにカットしたら冷凍庫へ…”ってやつね。冷凍された柿はそのまま熟成が進むのか、深いアメ色になりネットリ、しかも甘みも増しているのよ。まるで干し柿の芯の部分だけを食しているような感じなのであってジツに美味いのだ。昨年は不作でソレが出来なかったからね、今年はそのチャンスでもあるかな。
Nikon Ai Micro-NIKKOR 3.5/55 @ SONY α7
食して満足な柿ではあるけれど、その葉も美しい。新緑のころは本当に明るいグリーン、盛夏のころはつやつやとした深緑、そして秋にはこんな極彩色になって楽しませてくれる。今年は急激に冷え込んだのでその色合いも鮮やかなような気もする。先日の台風来襲の合間、雨に濡れた落ち葉がキレイだったのでついついカメラを持ち出した。