夏の果物

白イチジク

七月も今日でお終いとなりました。明日から八月で本格テキな夏…と云うのが例年でありますが、今年は未だ梅雨も明けておりませんし、COVID 19 のオカゲでニッポンはおろか世界中がとんでもねーことになっているのでして、なんだかヘンな夏なのですな。

さて夏の果物はいくつかありますけれど、イチジクもそのひとつであります。厳密に言いますとイチジクの収穫期は年に二度ありまして、10月の秋ごろにもそのピークがもう一度やって来る果物です。生でいただくのはもちろんですがジャムによしコンポートによしドライでもよし…といろいろ楽しめる果物であります。

フツーは熟してくると表皮が赤紫色になってくるものですが、中には熟しても淡いグリーンのままという「白イチジク」というものもあります。ほとんどがドライフルーツ用に栽培されるものらしいのですが、先日農民市場で見つけたそれは生食用として販売されておりました。もちろん珍しいモノ好きなエロおやぢは即カゴに入れてしまうわけです。

白イチジク   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

外観の色からして未熟な印象を受けますけれど、ドキドキしながら切ってみれば見事に熟しておりましてホッとする次第です。
はんなりとした香り、優しい甘み、ゆるやかな食感…ニッポンの果物ってこんな風に琵琶にも通ずるようなお味が持ち前なのでしょうか、とてもスキな果物であります。

亡くなった父がこの哀愁のイナカ町に家を建てたのが40余年前、当時から庭の片隅にイチジクの樹(西洋イチジクではなく日本イチジクでした)がありまして、毎年その果実を楽しんでおりました。
母上はよくジャムにしてくれましてね、そいつをバタートーストにオンして食すのが大好物だったエロおやぢでありますが、20年くらい前にそのイチジクは突然枯れてしまいまして残念なのですよ。あれはどうしてだったのかなあ…返す返すも惜しいことをしました。

f:id:artfoods:20200727041651j:plain
白イチジクの果肉   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  SONY α7

以来イチジクの自家製ジャムを食すことはなくなってしまいました。母上も「買ってきてまで…」という思いがあるのでしょうか、今はこうして季節になると店頭に並んだものを購入してきては当時を懐かしむことしか出来ません。
トナリ町にイチジク専業の農園があると伝え聞いておりまして「今度行ってみようかなあ…」と思いつつ、なかなかにコシの重たいエロおやぢでもあります。
 
 
 


クリック↓↓↓で応援をお願いします





雨の庭風景  リコリス その後


昨年までは花が咲くとスグに落ちてしまったリコリス
どーゆーワケか今年は長持ちしておりましてね
ひどい豪雨にも耐えてこんな風に咲きそろっております
春先の新葉の出方から花茎が多くなると期待しておりましたが
どうやら今年も二本だけ…来年に期待しましょうか
難しい花です

雨の庭風景 リコリス その後   Nikon Ai-S NIKKOR 1.4/50 (Stepped Nose)  SONY α7








f:id:artfoods:20081202141605j:plain

f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさま
確か以前に自家製「いちじくのコンポート」を日記にされておられましたよね…あっ!と思ってコメントしようと思ったのですが、何だか長くなりそうだったのでヤメにしてしまいました (´Д`;)
いいなあ、ひんやりと「いちじくのコンポート」。そのままでもオッケーだし、いろいろなデザートに使えそう (^o^)

美しい花ですよね、リコリス。ひと夏の儚いロマンス…みたいな風情もいい。


f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさま
確かに…イチジクの木はフツーの家には珍しい。いや~奇遇ですなあ (^-^)/
寒冷地に強い柑橘系ってないのかなぁ。近年の気候変化で北国もかなり気温が高めに推移しておりますが、やっぱりちょっと無理なんでしょうか…それとも /(-_-)\