■ 北関東で出会った伝統食『納豆そば』
知人と会話をしているときに蕎麦の話になりました。その中で何の拍子か『納豆そば』のことをふと思い出しましてね、ハマる味だとか想像以上に美味いだとかを語ったわけです。
あ~思い出してしまった以上、食べないわけにはゆきません。そうだ、明日は休日だし昼ゴハンはその『納豆そば』でキマリだな…と帰路ルートにあるドラッグストアでビールのケース買いついでに納豆パックを購入して帰宅するエロおやぢであります。最近のドラッグストアってスゴいですよねえ、フツーのスーパー並みに生鮮食品なんぞも置いてありましてね…まあその辺りに関してはスペースの関係でしょうかあまり選択肢はないわけですが " とりあへず間に合う " という便利なものであることに間違いはないでしょうな。

ところが帰宅すると母上も納豆を購入してきてあったのです、しかも同じメーカーのもので!いつもはあまり選ぶことのないブランドでありますが(他に気に入った地元メーカー製品があるため)いちおー納豆の本場・水戸の企業さんですから基礎レベルは高く美味しい納豆と認識しています。
何故に茨城の水戸が納豆の本場となったのかは知りませんけれど、隣接する栃木県もその影響か納豆食が盛んなわけです。東京で生活していたころは北関東を主体に技術営業として飛び回っていたものですから、栃木県内の高速道路サービスエリアで食事を摂ることも多くありました。
そこで出会ったのが『納豆そば』です。最初は「なんじゃそりゃ…」と思いましたよ。けれども生来のヘンタイ食い気から意を決して注文してみたのですが、いや~その美味しさにハマハマになってしまいました。

やっぱり美味しいものですよね、蕎麦との相性も抜群で自然に馴染むその旨味がたまらなくいい感じであります。納豆のネバリが蕎麦ツユにトロミを与え、意外なほどに納豆臭さみたいなものは感じられませんし植物性タンパク質と発酵食品のタッグが抜群の栄養価を生み出し、ハラ持ちのよい麺食となって満足感もあります。
年老いた母上は静岡にないこうした食事が大いにお気に入りとなられた様子でしてね「また食べたい」と仰るわけです。
ええ、いいですよ~いつでも。ドコでもテに入る食材ですし、安くて旨い…積極テキに導入したい北関東の伝統食であります。