そばかっけ

南部地方の伝統食『そばかっけ』

青森県の知人よりかの地の名産品がいろいろ送られてきました。
今回のリンゴは紅玉という一般市場にはあまり出回らない品種でありまして、豊かな香りと強い酸味が製菓用としてその存在感を誇示しているものです。釧路にいたころはよく食したものですから、母上も懐かしい!を連発して喜んでおりました。もう「リンゴ喰った~」てなカンジで、その個性が嬉しいひと品であります。

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青森から…

もうひとつは『そばかっけ』という聞き慣れない食べ物です。
「かっけ?いったいナニそれ…」ですよね、初めて聞くコトバであります。それもそのはず、岩手県の北部から青森県の南部あたりのエリア、つまり旧南部藩のあった地方で昔から食されてきた蕎麦料理だったのです。
蕎麦あるいは麦を薄い生地に延ばし、三角形に切り分けたものを茹でて食す…つまりニッポンの伝統パスタですな。ナマエの由来は蕎麦打ちの際に出る「かけら」のこと、「角形」からきている、この地方の方言で「さぁ食べてください」と言う意味の「かぁ、けぇ」から…と諸説あります。
送っていただいたものは蕎麦粉100%の十割蕎麦ですから香りと甘みが失われないうちに…と早速いただいてみました。

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そばかっけ   KMZ JUPITER-8 2/50  SONY α7

初めて食すお料理ですからストレートにその味わいを知覚したいではありませんか、ちょうど「釜揚げうどん」のように茹で湯に浸けたまま食卓に運び、調味料や薬味と共にいただいてみました。
ほお~なるほど、もうダイレクトに蕎麦の風味が伝わってきます。この時期でしか食すことのできない新蕎麦の香りと甘み!あ~いいなあ、美味い。知人が一所懸命手作りしてくれた " ねぎ味噌 " や " にんにく味噌 " がまたよく合います。へえ~、南部地方の方々ってこんなにステキなお料理を食していたんですね。ジツに豊かな文化ではありませんか。

岩手県岩手町ホップのビール


こんな郷土色に満ちたお料理ならば、その土地の地酒ってのを真っ先にチョイスすべきなのでしょうけれど、残念なことに配達が間に合わなかったので平素いただいているボクの住む町の日本酒でいただきました。
しかし何の拍子か、たまたま購入してあったビールの限定品は岩手県産ホップを使用したもの…あら~こんな巡り合わせってのもあるものなのですな!そりゃドンピシャに決まりましたよ。
偶然とか奇跡の出会いというものには縁がないと思っておりましたが、2020年の今年はソレにずぶずぶになっているエロおやぢなのであります。
 
 
 
 
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市民清掃デイ


昨日の日曜日は「市民清掃デイ」という、まあ地域活動の一環である行事が行われたのであります
ボクは拙宅の横を流れる小河川をササッとお掃除
天候にも恵まれてスッキリといいキブンであります
富士山の伏流水が流れるこの小さな川には
カニやカエルなどの生物たちがまだまだ元気に営みを続けております


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市民清掃デイ   SONY XPERIA 5

 
 
 
 
 
 


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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさん
飾り気一切なし、純朴ストレートなお味です (^-^)
蕎麦屋さんでは味わうことの出来ないこの料理、なかなかに感動しました。
考えてもみれば全国各地にこうした郷土食が引き継がれているのでありまして、それらを掘り起こしてゆくのも大切なシゴトなのでは…と考えさせられました。付け焼刃のB級グルメとは一線を画すものであります。
SNSウケ、〇ンスタバエ…何それ?ってカンジ (´▽`*)アハハ