■ メロンシャンティとピーチタルト
母上の誕生日、日曜日だった前夜祭は「花咲ガニ」での晩餐でしたが、誕生日当日はシゴトだったということもあってごくフツーの夕食であります。
その代わりに帰路にお気に入りの洋菓子屋さんに立ち寄ってバースデイケーキでも買って帰ろうか…と相成るわけです。ホワイトデーには「いちごロール」で、母の日には「スペシャルいちごショート」を購入したお店です。
この時節ならば桃を使ったケーキがあるんじゃないか…というのが主たる目的でして、案の定お店のショウケースには『もものジューシータルト』なる見事な洋菓子が並んでおりました。
おぉ～コレだよコレコレ、こーゆーやつが欲しかったんだよねえ…なのであります。ケーキなのにまるで生の桃がまるごとみたいなカンジでして、先日から今が旬の桃が喰いてえ喰いてえと思っていたエロおやぢといたしましては即決定のスイーツであります。
ところがそのヨコに並んでいたのがこの『メロンシャンティ』であります。うっわ～マジすげーっ！と思わず下品なコトバが漏れてしまいそうにバエバエなヴィジュアル、こいつを母上に差し上げたらさぞかし大喜びだろうなあ…ですよね。しかしピーチタルトとメロンシャンティの両方ってのはさあ…う～ん…え～いドッチも買っちゃえ、半分づつ喰えばいいんだよ。
夫々をカットしてみました。メロンのほうはネットメロンの果肉をフルーツポーラーで丸くくり抜き、洋酒をシミ込ませたスポンジやカスタードクリームが詰められております。本来はお一人様１コをガバっと喰うスタイルなのでしょうし、気の利いたお店ならばブランデーしゃばしゃばしてフランベなどといった演出が為されるかもしれません。まあピーチタルトもありますからね、これくらいで量的には充分でしょう。
桃は見た目だけまるごとかと思っておりましたが、本当にノーカットのまるごとでした。皮を除去しパウダーシュガーでコーティングされ、あのビロードのような桃の皮肌が見事に再現されておりますけれど、上手く種をくり抜きその穴にやはりカスタードクリームなどを詰めてあると云う凝った作りになっておりました。
もうドチラも見た目だけで勝利してますね。もちろん食してもサイコーですし、当たりハズレのある季節フルーツがこうして確実に美味しくいただける方程式は今後の参考にすべきでしょう。
あぁなかなかに佳い誕生祝だったかなあ…物忘れが多くなったり耳もすっかり遠くなっている母上ですが、美味しいものをたくさん召し上がりぜひぜひ健康を維持していただきたいと思っております。
◆ お菓子の家 もちのき
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静岡県富士宮市小泉226-1
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