イサキの塩焼

「梅雨イサキ」と呼ばれる旬のお魚

この魚「イサキ」が大きくなって魚屋さんの店頭に並ぶようになると(あ~夏だなぁ…)と思えてくる。年間を通じて暖海性の沿岸海域で漁獲される魚だが、旬は皐月から文月で「梅雨イサキ」と呼ばれる所以でもある。

若いころはナカマと遊漁船をチャーターして伊豆諸島などで海釣りをよく楽しんだもので、やはり沖の方に行くと大型のイサキがよく混じり、中には1kg近いものを何度か釣り上げた。そうしたサイズのものは脂のりも豊かで刺身でいただくにはサイコーの白身だった。今となってはゼイタクなことをしていたよなあ、バブルの余韻もあったのかしら…と遠い目をしてみるエロおやぢである。

さて、いつまで過去の栄光に浸っていても何の得もないので現実を見据えた食の愉しみを求めようではないか。まあ取り急ぎ「イサキ」はこの時期の魚屋さんの注目株として胴サイズが掌よりも大きければ買いだろう、体高がありふっくらと肥えたものを選びたい。
料理はズバリ " 塩焼 "、これ以上もこれ以下もない。ワタやウロコの処理をしたら軽く…本当に軽く打ち塩をし少しだけ休ませておこうではないか。そして焼に入る直前に本格テキに塩を当ててやるのだ。

イサキの塩焼   Nippon Kogaku NIKKOR-S Auto 2/50  SONY α7

強火というのは焼魚・煮魚を問わず魚料理全般に通ずる火加減である。イッキに加熱し旨味や香りを逃さずに調理を終えることが肝要、西洋料理の特別なものを除きこの方程式は若干の変数(熱源との距離など)を乗じて適用すれば家庭でもソコソコに旨いものが喰えるものだ。

白くふっくらと瑞々しい、そして香ばしく焼きあがったイサキの身肉…あぁ思い出してみても堪らない。はんなりとした海の滋味が夏の潮風を想起させるのだ…美味いじゃないか、ジツにいい、これだよ。
テメーが釣ってきた新鮮なものなら一層美味いに違いないが、実現不可能な夢を語るのは親中・親韓野党のバカどもとその手先マスゴミに任せておいて、ここはやはり現実路線で粛々と対峙したい。つまり魚屋の店頭での目利き、或いは魚屋そのものの選択眼を研ぎ澄ます努力を重ねるべきだろう。

いや、違うな…そんな事よりも今日のこの一尾、この一献に集中したい。旬の地魚と地酒…いいねえ。
ってさ、おいおい酒のラベルを撮り忘れてるじゃないか。
だって旨くてさ、ソレどころじゃなかったんだよ。





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庭風景  日陰の小さな花たち


大きくてハデなものばかりメを向けがちですが
日陰の片隅に花を咲かせる小さな花たちもかなり美しいものです
ドクダミ ヤマアジサイ ニワフジ ムラサキカタバミ
みんな毎年きっちりそのお務めを果たしてくれる律義さも好き

 

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庭風景 日陰の小さな花たち   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 2.8/55  SONY α7