もうひとつのご褒美

豊橋名産 カネサの " ちくわ "

各地から紅葉の便りが届く季節になりました。ここ数年、そうした風景を巡る旅をしていないエロおやぢといたしましてはふつふつと願望が芽生えるわけです…あ~たまにゃゆったり紅葉狩りなんぞしたいじゃないのよ、と。
シゴト現場はクルマで一時間半は確実にかかる場所なので六時前には家を出ます。以前と違い日の出前の薄明の頃、昨日はとうとう外気温がひとケタ台でしてね、そりゃモミジもカエデも色づくでしょ…てなもんです。通勤ルートの " いちご海岸通り " や " 大崩海岸道路 " など海が見える路線はキラキラ美しい眺めで毎日ココロわくわくなのですが、やっぱり今時期は紅葉の織りなす山の絶景を観たいなあ、とつい思ってしまいます。

さてそんな日々はナゴヤ短期出張から帰ってきても続いております。そうそう、その出張帰路の新東名・ネオパーサ浜松で購入したセルフお土産、「浜松焼そば」ともうひとつは 豊橋名産 カネサの " ちくわ " であります。

豊橋名産 カネサの " ちくわ "

歴史の長い商品でムカシからこの東海一帯では名物として愛されておりまして、デパ地下などで見つけると即カゴとなるエロおやぢであります。もう何度も食しておりますので特に新たな感動はありませんけれど、本当に美味しくて食しながら笑みがこぼれてしまいます。
もちろん筒の中にキュウリやチーズなどを仕込んで斜め切りすれば見た目もよくなって楽しいものですが、こうしたそのものが美味しい食材はストレート一本勝負!若干下品さもありますが、そのままばっくり咥えて食すのがその独特な食感もより実感できていいものです。

ちくわとキンメダイ干物の晩酌   MIRANDA AUTO MIRANDA 1.4/50 ( 8-Elements )  SONY α7

そうは言っても「ちくわ」ですからね、とうていメイン料理にはなりにくいものです。この日もキンメダイの干物をその主役として設定したつもりでしたが、なになに豊橋の「ちくわ」が美味し過ぎてすっかり霞んでしまいました。
「ちくわ」を包んでいる掛け紙を眺めながら中京地区の食文化の豊かさに想いを馳せてみたりもします。以前に食した豊川稲荷の「お稲荷さん」もこんな風に古典的な絵柄だったなあ…昔から変わらぬお味や製法を引き継ぎ、そのパッケージのデザインもずっと継承し続ける信念…素晴らしいじゃありませんか。

SAPPORO 麦とホップ 薫る焙煎

晩酌のスタータはなんちゃってビールでありますが、ニッポンのビールで昔からのラベルデザインを引き継いでいるものはほんの僅か、せっかく素晴らしいビールが出来上がっても短命な商品もあって、なかなかにその歴史や伝統の重みを感じさせてくれるものは少ないのが残念です。
海外のビールのラベルデザインはクラシカルなものが多く、捨てずに飾っておきたくなるものがたくさんありますが、どうもわが国にはそうした文化は根付かないのでしょうか。キリンのラガーやサッポロのクラシックラガーが数少ないラベルデザインとして残っておりまして、ぜひその潮流は大切にしていただきたいと思います。
無節操な呑み助のエロおやぢではありますが、飲めりゃ何でもオッケーってものではありません。
 
 
 
 
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庭風景  庭石の苔


ふと気づけば庭石が苔に覆われております
そうだよなあ…この庭も家を建ててから四十余年
亡き父の精神がしっかり遺されている気がします
もうちょっと上手く撮れよって声が聞こえてくるような

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庭風景 庭石の苔   Ernst Leitz Elmar 3.5/50  SONY α7