■ ねばねば昆布パワーでワープするラーメン
" とろろ昆布 " よりも更にねばねばの強いものが " がごめ昆布 " です。ナマエの由来は表面の籠目模様…つまり北海道や東北地方の訛がそのまま通称になってしまったわけですな。漁獲されるエリアは函館周辺とその東部が中心でドコにでもあって採れるってわけではないようです。

乾燥させて刻んだものに水分を加えて練ると、あら~まるで自然薯をすりおろしたもののようにキョーレツなネバリが生まれます。お醤油を垂らして炊きたてゴハンにオンして食せば、そりゃもうサイコーな旨味が脳髄をキックしてくるのですよ。
お漬物に加えたり和え物・酢の物と様々なレシピがありますけれど、今回は塩ラーメンにフィーチャーしてみました。ドコでも売ってるフツーの塩ラーメン(ただし北海道産)にササッと水洗いした " がごめ昆布 " をドンとトッピングするだけのカンタン料理であります。

乾燥した昆布が戻るまで多少の時間が必要になりますので、それまではいつもの如くラーメンをずるずるしてネバリが生ずるのを待ちましょうか。そのうちにじんわり拡がる昆布の香りと旨味が塩ラーメンスープを異次元にワープさせます。
あぁ美味いじゃないか…ハデハデなパフォーマンスではないけれど、静かで自信に満ちたものがスープに融けてゆきます。ゆったりと、そしてチカラ強い海の滋味がそのトロミと共にスープを違うものに変えてゆきます…う~ん、ただの塩ラーメンじゃないよなあ、こいつはスゴい。
昆布から若干の塩分が溶けだしますので、スープを調合する際は気持~ち薄めにチューニングしておくことをお勧めします。
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