■ ひとテマで中流階級
若いころはステーキを喰らうなら圧倒テキにサーロイン、リブロースのように脂身の多い部位もウェルカムでした。
ところがですね、近年はフィレ(ヒレ、関西ではヘレ)も「なんかいいよねえ」になってしまっております。脂ギッシュなエロおやぢもとうとう枯れ始めたか…と云う憶測は早計でありまして、まだまだバラ肉も喰いたくてシカタのない日々…当分の間はファット系とさっぱり系の狭間で逡巡することになりそうです。

そんな先日、AUSYビーフのヒレを購入してきました。牧草と穀物で肥育したさっぱり系であることは明白でしたので「ちょっとコクもプラスしたいかな」みたいな欲張りなオーダーをテメーに課してベーコン巻というズルい手段を採ることにしました。
ガロニはオーソドックスにポテトとキャロット、青味は本県特産のプチヴェールをオイルで茹でたものに。フレッシュなトマトはごくカンタンなマリネ状にしてお味と栄養のバランスを保つようにします。

あぁ美味しいですねえ…特別に上等なお味ではありませんが、ひとテマかけたフィレステーキはロワーから中流階級くらいにアップグレードされています。あっさりさっぱりな AUSY のビーフもベーコンの脂質と旨味が加わり程よい塩梅、加えてスモーク薫香がまるでチャコールで炙ったような風味もプラスして成功の方程式なのであります。
まあ出来るなら AUSY WINE を相棒に据えたかったのですがおフランスのものなら上等でしょう。平素の食事としては若干ゼイタク気味、まあたまには許されるよね。
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