喜多方ラーメン

自家製叉焼が似合う支那そば系ラーメン

蔵のまち・喜多方は何度か訪れておりますが、初めて行ったのは大学生の頃で未だ昭和の時代です。仲の良かった友人三人と一泊三日の弾丸ツアーを決行しては会津地方を巡ってきました。
ボクを含め学部は一緒でしたが皆学科が違っていて、何故にそうなったのかは記憶にないのですけれど、とにかくよく集まっては夜が更けるまで話し込んでは交友を深める中で「会津に行こう!」と云うことになりました。
今ならもう少しマトモな旅行をしたのでしょうけれどロクに下調べもせずに突っ走ってはアチコチ観光、会津若松の酒蔵で試飲と称して地酒のガブ飲み…などといったジツに恥ずかしいバカ学生を演じて参りました。

喜多方らーめん

蔵の町と云うことで喜多方もプラプラしました。町の歴史など全く勉強してこなかったので「へえ~」などとウワベだけ眺めては鄙びた街の風情を楽しんできましたが、当時は喜多方ラーメンなどと云うブランドは存在しておらず食欲旺盛だった若者たちはそこで何も飲食などせずに町をあとにしてしまったことに何の後悔もありませんでした。
ところがバブル期になりますと全国の地方食発掘がブームとなり、喜多方で食されていたシンプルなラーメンも東京のマスコミによって大いに持ち上げられたわけですな、その後の隆盛はご存知の通りであります。
社会人になって機械商社の東京支店に勤めていたころに再び会津地方を訪れるチャンスが巡ってきました。当然その時は喜多方ラーメンも目的のひとつになります。行列の出来る某有名店で件のラーメンを頂いてみたものの、な~んだ…ベツに…みたいな印象しか持ち得なかったのは、その時のボクが未熟であったからなのか、それとも郷里・静岡の中華そばとさして変わらないものとするのか、今となっては何とも分析のしようもなく逆に今一度それを食してみたいキモチにもなっております。

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喜多方ラーメン   Asahi Opt. Super-Multi-Coated Takumar 1.8/55  SONY α7

便利な世の中になりましたので会津の食品メーカーさんがこうして家庭で作ることのできる麺とスープのセットを販売しています。喜多方ラーメンの特色である平打ち中太縮れ麺もキッチリ踏襲されておりますし、またあっさりダシの醤油味スープも「あぁ…あの時の」みたいなお味が脳裏に蘇ってくるような感覚があります。
麺は別にして全体のスタイルとしてはやはり前述した静岡の伝統テキな中華そば(支那そば)と同じグループに属するラーメンかと思います。良い意味で " ごくフツーに美味しいラーメン " ですよね、ボクはとても好きです。現地の提供方法をリスペクトしたこのシンプルなトッピングが一番似合っている気がします。
 
余談でありますがこの「支那」というコトバね、英語の CHINA の語源とも言われ国際社会で正式に認められた言語であるにも関わらず、ナゼか我がニッポンでは差別用語であるかのような印象操作が誰かによって行なわれ、現にMS/IMEでも「しな」から直接変換できないようになっています。ジツにウザくかつメンドくさいのよね、どうしてニッポン人は自らを貶めるようなことしか出来ないのか、軍事的政治的地勢学的プレゼンスをかけてくる隣国に忖度してしまうのか…いつの日か正しい道に導いてくれるリーダーが生まれることを望んでおります。
 
 
 
 
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庭風景   散り始める梅


庭の梅が散り始めております
フォトは一週間ほど前のものですから未だ活き活きとしていますが
庭の苔石や砂利の上にはピンクの花弁が散って
なかなかに風情を感ずる様相を呈しております
まあそのフォトのほうはそのうちに…

庭風景 散り始める梅   Canon Camera SERENAR 3.5/50(Collapsible type)  SONY α7