肉巻餃子

" 外道 " などと呼ばないで

" 外道 " とは本来仏教用語ですが、それが一般民衆の世界に降りてきますと「人の道から外れた者」とか「道理に背くこと」「邪道」などあまり良い意味では使われませんね。魚釣りが好きな方ですと本来狙った魚以外のものを指すコトバとして使われますが、それもあまり喜ばしいものとしては扱われないことが多いようです。

さて本題の『肉巻餃子』でありますが、餃子とは本来畜肉ミンチを野菜と共に餡にして薄く伸ばした小麦粉の皮に包み、蒸したり茹でたり焼いた料理を指します。そーゆー意味では餡に肉ミンチを使っていても皮が小麦粉の練り物でなければ餃子とは呼べないはずですが、近年はいろいろな料理が発達進化しているせいか包むものは何でもオッケーで肉の餡さえ用いてあれば全て餃子と呼んでしまうようです。
ん~何だかヘン… やっぱり" 外道 "だよなあ… って思いますけれど、ここはあまり世間一般の潮流に逆らわず素直に『肉巻餃子』としましょうか。若いころなら「絶対ソコは譲れねえ!」などと吠えては意地になったものかと思いますけれど、トガっていた若者も還暦も過ぎれば少しは円くなって大人しくなるものですな。

肉巻餃子   Asahi Opt. Super-Multi-Coated Takumar 1.8/55  SONY α7

所謂 " 餃子の餡 " を豚ロースでマキマキしただけです、調理方法はフツーの焼餃子と何ら変わるものではありませんが、若干弱火気味で加熱したほうが皮を代用するロース肉が硬くならずに美味しくいただけるようです。
あ~美味いもんですねえ、テメーで作っておきながら言うのもナニでありますが、食感こそ違えやはり餃子です。酢を利かせたタレにしてやればクドさもなく非常に美味しくいただけますね、あぁコレはコレでアリってことです。

金麦「琥珀の秋」と肉巻餃子

相棒は " なんちゃってビール " の秋限定バージョン、まあまあイケます。ただしコレじゃなくてはダメってものはなく、ごくフツーに淡々とぐびぐびぷは~するわけでして、フンイキ重視の食卓パートナーって感じですね。悪い言い方をすれば、このドリンクも " 外道 " とカテゴライズ可能なわけですが、そーゆーコトを言ってしまうとミもフタもなくつまらない人生になってしまいますよ。せっかくなんですからいろいろ楽しんでみましょうよ、決して " 外道 " などと呼ばないで。






庭風景 葉月  青柿


例年の如くその多くが落ちてしまっている柿の実
それでもいくつかは枝にしがみついておりましてね
今年はどれだけ残って赤くなってくれるのか…
と宝くじにも似た期待を抱かせる青柿たちであります

庭風景 葉月 青柿   AF-S NIKKOR 4.5-5.6/70-300G ED VR  Nikon D300