夏の料理

雨中富嶽笠雲之図


10:18am, July 08. 2020. @Fujinomiya-City

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雨中富嶽乃図   Nikon Ai-S NIKKOR 1.4/50 (Stepped Nose)  SONY α7
 
本日も雨です。
天気予報は日中の最大降雨量として36mm/h、大雨警報および雷・洪水注意報も発令されている哀愁のイナカ町であります。
シゴト? やれるわけねーだろがっ!
ええっとぉ、今日も引きこもりです…思わぬところでステイホーム強制です。

 
 
 

豚ロースの生姜焼

プライオリティーは " 刺激 " ね

前回は豚のバラ肉でジッコーした生姜焼、今回は元に戻ってロース肉です。深い意味はありません、単純にそれが廉売されていたから…と云うパッシブな理由であります。

ただやはりがっつ~んとしたボリューム感で喰った気がするのはバラ肉なのではありますけれど、ロース肉はロース肉のステータスってもんがありましてね、品が佳く淡白な旨味にも捨て難いものがあるわけです。どちらがいいとか向いているかってハナシではなく、季節・天候・気温・湿度・体調・キブン・性格・年齢・経済状況と預金残高・エンゲル係数・その場の空気・喫食日時・家族や恋人の嗜好・副菜の種類・調理技術・健康診断の結果・持病の有無・ストレスの濃淡・体脂肪率・販売店の位置と距離・三密にならない購入環境・酒の種類・ヲンナの好み…おっとコレは違うか…を鑑みては適宜チョイスするのが生姜焼用豚肉の正しい運用方法なのであります。

さて今回の調味は基本テキにはいつも通りなのですが、プライオリティーとして夏らしい食事を目指す観点から " 刺激 " を重視したセッティングで執行した次第であります。

豚ロースの生姜焼   FED INDUSTAR-26M 2.8/52  SONY α7

具体的には糖分の比率を下げた分「おろし生姜」の分量を多くし、フィニッシュの " 追い生姜 " を廃止した上で「一味唐辛子」のホット感を強調する…といったタクティクスなのですな。まあこの程度なら大きな失敗や落胆はないでしょうってことですね、いい感じになりました。

夏の料理はひたすら清涼感を求めがちですが、それだけでは栄養バランスが悪かったりカラダが要求する必須栄養素が不足したりするので、ある程度は積み上げも必要になってくるものです。これは " クドさシツコさ暑苦しさ " と " あっさりスッキリさっぱり感 " のせめぎ合いなのでして、そこを如何にクリアするかがウデの見せ所でしょう。
そこで強い味方になってくれるのがハーブやスパイスですが、決して駄作やボケ作のゴマ化しとしてではなく、もっとアクティブな刺激としてレシピに組み込んでゆくべしと、不肖エロおやぢは主張するわけです。

パッチ~ン!と平手打ちみたいな生姜焼、いいねいいねえ。
ただ「ビールを飲り過ぎないでね…」な~んてそっと優しく窘めてくれるヒトも欲しいな…ってさぁバカか、オマエは。




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文月の庭風景  青柿


梅雨の真っ只中というのに強い日差しが襲う柿の木
居座る梅雨前線がとても不安定な天候をプレゼンテーションしてくるんだ
激しい風雨を叩きつけてくるかと思えば 突然こうして紫外線直撃弾を投下したり
こんな梅雨は初めての経験


頬染める ときが来るとは ツユ知らず


いづれ秋が来れば美しい柿色に染まることも知らず 無心に育っている青柿
とは言え たくさんついた実も毎年そのほとんどが風雨で落ちてゆく
生き残ってその美味しさを届けてくれるのはほんの一握り
どの世界でも長い一生を無事終えるのは厳しいものがありますね
それだけに豊かで甘い熟成を迎えられる喜びはひとしおかと
ボクもそうありたいと思うけど その予感すら…


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文月の庭風景 青柿   Ai AF MICRO NIKKOR 2.8/60  Nikon D300
 
 
 
 
 
 

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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさま
うっ…そのコトバ、ハートビート…\(≧▽≦)丿
毎年思うんですよ、この青柿が落ちなければ…って。甘くて美味しい柿なので楽しみにしてるんですけどね、たくさん収穫できないところがまた悔しいの (´▽`*)アハハ