冷たいペリエ

Aventure な Afternoon


♪ 喉をうるおした 冷たいペリエ 背中に浴びる ♪



えっ?ペリエって何?
大貫妙子さんのアルバム Aventure が発表された1981年は、トンデモ野郎の大学生だったエロおやぢが、ブリティッシュ系ハードロックからニッポンの CITY POP に浮気を始めたころです。ジツは高校生のころから松本隆氏に心酔していて「はっぴいえんど」系列の音楽は聴いてはおりましたけれど、やっぱりバンドならオトコ臭くてアセの匂いがプンプンするようなブリティッシュハードロックだよな…なんてワケもわからずその活動をしていたわけです。



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ところが何の拍子か、ある日耳に入ってきたこの心地よい音楽…あっさりとハードロッカーの道を外れ、のちの J-POP 大隆盛の礎となる CITY POP の世界に片足を突っ込んでゆくのですな。今思うと中途ハンパなことしかしていなかったとハンセーしておりますが、まあソレもアホバカ青春の1ページってことで大切にしまっておきたいと思います。

で、その「ペリエ」です。この Samba de mar の歌詞の中に登場するフレーズですが、イナカの大学生ですからそんなもん知らねえよ…なのでしてね、まあ " 喉を潤す " ってことだから飲み物かなにかでしょ…くらいの想像はつきましたけれど、何せ実物を見たことがないのでリゾートビーチでのシチュエイションがイメージ出来ないのですな。
 

冷たいペリエ   MINOLTA ROKKOR-TC 4/135  SONY α7

社会人になって立食パーティーに招かれたときに件の「ペリエ」を初めて目にしました。あぁコレですかい…グラスに注ぎ飲んでみれば「おいおい、ただの炭酸水じゃん」なのでありまして、なにほどイイものかとカッテに期待していたスペシャルなドリンク像は脆くも崩れ去ってゆくのでありました。まあコレなら背中に浴びたって水着のビーチならオッケーでしょ…てなもんです。
 
しかしそれから何年も経て、この「ペリエ」の美味しさにようやく気付いたエロおやぢです。欧州ではガス入りウォーターが普通に売られておりますし、水事情のあまり良くない土地柄のせいか「ペリエ」と同様の製品が生活の中で一般化しているのですね。そしてニッポンでも炭酸で割るドリンクから炭酸水そのものを楽しむ文化も芽生えてきました。

Afternoon

ここ何年か様々な炭酸水を飲み比べしておりますけれど、ダントツとまでは申し上げませんがこの「ペリエ」なかなかのものです。国産も含めまして何種類かお気に入りの炭酸水がありますけれど、その中に必ず「ペリエ」を含めておきたいなあ…と思うのですよ。
某事情によりアルコールの摂取を抑制したり控えたりの日々が続いておりますが、ヘタなノンアルコール飲料をテーブルに出すよりも、この「ペリエ」のほうがよっぽどいいぜ…なのであります。ニュートラルでナチュラル、大貫妙子さんの歌声のようにカラダにスッと浸みこんでゆく様が心地よいのです。
 
 





文月の庭風景  もう誰も見向きもしない紫陽花


もうおしまいにしましょう…と何度も思いましたが
やっぱり撮ってしまうこのお花
もう誰も見向きもしない紫陽花ですけれど
こんな姿もまた風情と儚さがあって…

文月の庭風景 もう誰も見向きもしない紫陽花   Canon Camera CANON LENS FL 1.8/50 (Type-2)   SONY α7