■ ふてぶてしいブ厚さ
とにかく暑さに峭刻なこの季節が大キライなわけですけれども、一方でアセダラに覚醒する食事は近年決してイヤなものではなくなりました。まあ言ってみればサウナ愛好家の心境に似たようなものでしょうか…もしかしたら誤解があるかも知れませんが、目先の快楽を拒否し自ら苦難を乗り越える行為によって得られる特別な爽快感とでも表現したらいいのかな…例え一瞬であってもそうしたことに身を委ねるテメーも愛おしいわけですよ。
そんなワケでデトックスの素を購入してきました。いつもの地元製麺メーカーさんのものではなく、昔から小麦食品を名産とする上州…今の群馬県ですね、前橋市のメーカーさんです。お値段も特別枠ではなく地元メーカーさんのソレより若干お安いくらいの設定で、ストレスなく普段使いできるところがいいですね。
昔なつかしの…というキャッチコピーなので、例のコンサバティヴな醤油ラーメンを最初に計画いたしましたが、待てよ…作り置き冷凍保存の叉焼はビッグブロックだし、たまにはドカンとニクニクしいラーメンもいいんでないかい…てことで急遽その方針を変更するわけです。
叉焼は厚み1cmを超えるふてぶてしいブ厚さにカットし、フライパンで焼き目を付ける " 炙り叉焼 " 風にしました。本来は網焼きにして脂質を落とすべきですが、まあコレでも近い風味になりますしね、フンイキは楽しめるでしょう。
ラーメンの醤油スープは " 昔なつかしの " という謳い文句通りで、あっさりさっぱり系の馴染みやすいものです。そこに炙った叉焼の香ばしい脂肪分がゆっくりそしてじんわりと流れ出て頗るいいカンジであります。美味い。
もちろん叉焼そのものもファットな旨味を湛えていて、しかもトロけるように柔らかになっているのが心を揺らすのよ。ちょいと流行りっぽい叉焼のお味であることに若干の抵抗を感ずるエロおやぢではありますけれど、たまにはオッケーです。
食し終えたら発するコトバはもう決まっておりますね、「整いました~」です、ふう♪
■ 文月の庭風景 お終いの花たち
庭の草花もシーズンチェンジを迎えております
清楚で上品な純白の衣装もこの通り
まるでチョコバナナパフェみたいになってしまった八重咲梔子です
花蕾が多いのでまだまだ咲いてはおりますけれど
紫陽花も多面的な表情を維持しておりましたが
アイスブルーが印象的だったこの花房は
最後になって七宝焼のように変化した姿を見せてくれました
このままずっと…とつい思ってしまいます
花弁の薄い桔梗さんはシオレるとイッキですね
誰がセンターを務めるの?と華やかな時間はあっと言う間に過ぎ去り
あとは思い出だけの静かな余韻
来年また会いましょう