鮪すき身と茹でシラスの『二色重』

今でも庶民の味方です

近所のスーパーでは " 鮪すき身 " が特売になっていました。フツーのお刺身やサクに比べますと単価は低く設定されているので元々利用しやすいわけですが、特売なら尚のことですよね。先日の「ちらし寿司」での成功体験が再び酢飯のお料理のアト押しをしてくるのでして、うっわ~「鮪すき身丼」てのも悪くないよな~なんて思ってしまうのですね。
ええ、もちろん鮪すき身オンリーで攻めるシンプルな丼もスキスキステキ~な食事ですが、ここは茹でシラスも参加させて紅白にしてやるのがお目出度い見た目となりますし、お味のほうだって幾重にも連なった旨味が夫々の美味しさを引き立て合う効果も生むわけですよ。いいねえ『二色重』、お~っし今夜はソレでキマリだぜ。

鮪すき身と茹でシラスの『二色重』   MMZ BelOMO HELIOS-44M 2/58  SONY α7

" 鮪すき身 " とは解体した鮪の中骨に張り付き残っている身肉を、スプーンなどで丁寧に削り取ってはいただく可食部分のことです。近年スーパーなどで売られている鮪赤身ミンチに脂質を加えて食べやすくしたものとは全く別物で、まるで大トロのように柔らかく甘く風味の佳いもので、トロリとしたその食感は天国ですよ天国。
本来は廃棄する部分からスキ取っているのでお値段はカンペキ庶民派、隠れたご馳走でした。ただこーゆー時代ですから、美味しいものはあっと言う間に情報が拡散し、親分の大トロみたいなプライスになってしまったのは残念でなりません。あ…フォトの " 鮪すき身 " ですか?廉売品ですからね、ソレナリな品質の方ですよ。まあそれでもソコソコ美味しいですけれどね。スタイルは変わりましたが今でも庶民の味方です。
例の未冷凍茹でシラスと並べての『二色重』、とっても美味しいのに懐には優しい…もう少しで終わってしまいそうな夏ですけれど、やっぱりこの季節にはこんな食事がいいなあ、と思います。
 
 





葉月の庭風景  三日目朝のリコリス


最初の花が開花してから三日経過したリコリス
今年は健康な花の状態が長く維持されていて
見事に五つの花序となっております
パーフェクトな美しさ

葉月の庭風景 三日目朝のリコリス   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 4/105  SONY α7