オムチャーハン

オムチャーハン

タマゴ巻きのマジック

誰もいない深夜の部屋で、独り静かに飲るウイスキーが好きです…ってのはムカシの話でして、今は夕食の支度なんぞをしながらチビリチビリ飲る日々となりました。某事由できっちり睡眠時間を確保しなければならなくなったのもありますが、やはり体力も落ちて長時間の飲酒に抵抗を覚えるようになった昨今です。

INVER HOUSE

先日見つけたこのスコッチウイスキーはなかなかに懐かしいものでありまして、まだ学生だったころに時折お世話になったブランドです。当時は高価で滅多にクチに出来ませんでしたが、今や国産ウイスキーのほうが高価であるケースも多く、ボンビなエロおやぢと致しましては関税の減免や輸入の自由化などは渡りに船ってもんですな。

さてそんな酒飲みの夕刻はテキトーめしで済ませてしまうこともしばしばで、冷やめしやらチマチマ残った食材などをイッキに片付けてしまうことのできるチャーハンは真に以って都合の宜しいものなのですな。もちろん中華風のお味が施されたチャーハンですから、そのままいただいてもいいわけですけれど、ここはひとつ見た目のアップグレードと食べやすさを両立させた『オムチャーハン』でリーチなのです。

オムチャーハン   Asahi Opt. SMC Takumar 50mm F1.4  SONY α7

うっふっふ~♪美味いじゃないか。薄焼きタマゴで包まれているので食べやすいし、何と言ってもタマゴ料理なので柔和な風味もいい。そして酒飲みライフを決して邪魔せず、適度にハラを満たしてくれるところがまたエラいのよね。
こいつを食し始めるころにはウイスキーとはおさらばし、例の黄金サイダーで喉を鳴らす時刻となっているわけです。こちらもビョーキをする以前のように " なんちゃってビール " を毎日…ってのはヤメにしましてね、モノホンのビールを何日かに一本といった具合に規模縮小かつ高品質化に取り組んでおります。まあ健康が一番大切であることを身にシミて感じた本年でありまして、あまり欲張った人生を求めるものではないと悟った次第です。

オムチャーハンの断面

ご覧のようにナカミはチャーハンそのものですが、フシギなもので薄焼きタマゴにかけたケチャップソースがウソみたいによく合うのですよ。チャーハンにケチャップをかけて喰うやつなんかいないと思いますけれど、この組み合わせに於いてはベストカップル賞ですな、タマゴ巻きのマジックでしょう。
因みにケチャップソースは市販の状態ですと若干濃度が高過ぎますので、適宜赤ワインで伸ばしてあります。赤ワインの開いたものがなけれは日本酒などでも構わないと思いますよ、但しどちらの場合でも一度火入れするとお味がマイルドになってより美味しく召し上がれますからね。
 
 



師走の庭風景と某日サンライズ


日を追う毎に色濃くなってゆく檀の紅葉
真っ赤になるのは師走も半ば過ぎのことと思いますが
僅かに残っているグリーンがアクセントになっている今が
もしかしたら一番面白い時かもしれません

師走の庭風景 黄昏時の檀   Nikon AF-S NIKKOR 70-300mm F4.5-5.6G ED VR  NIkon D300



近所の自動車整備工場わきには廃車置き場がありまして
日の出の光が木立のすき間から漏れて野晒しの車両に投影されております
ぜ~んぜんドラマチックじゃないんだけど
エモーショナルなものを感じるシーンです

サンライズ   ASAHI OPT. PENTAX-110 24mm F2.8  SONY NEX-7