ナメタカレイの煮つけ

ナメタカレイの煮つけ

正式名称は「ババガレイ」

「ナメる」という言葉を聞けば「ナメとんのか!わりゃ~!」みやいにヤ組の御方が相手を威嚇する時の常套句を思い浮かべるのでしょうけれど、エロおやぢと致しましては「優しくなめなめしてね♪うっふぅ~ん♪」みたいな官能小説に登場するシーンが真っ先に脳内を占拠してしまうわけですよ。
まあソレはソレとして、ナメタカレイってヘンな名前ですよねえ…なんだか " 舐めたがり " みたいにエッチなカレイなのではないかとゲスな勘繰りを入れてしまいますが、ジツのところは体表に粘膜が多くヌメリが多いことから " 滑多鰈(ナメタカレイ)" と呼ばれるようになったそうです。正式名称は " 婆鰈(ババガレイ)" ですが、これも魚体の特徴からその名がつけられました。ん~じゃあババはそんなにヌレるのか…ってまたその話かい、いーかげんにしなさい。

ナメタカレイの煮つけ   Arsenal V.I.Lenine MC HELIOS-81N 50mm F2  SONY α7

北海道や東北ではポピュラーなお魚ですが、肉厚・淡白・脂のり良好・クセなし…といったアドバンテージがあり、真子を抱いたものは高級魚扱いされていますね。釧路にいたころはよく干物でいただいた記憶があります。干物にするのは比較的安価な小型のナメタカレイで、庶民の味方だったからというのもあるでしょう。
さて今回は子持ちのナメタカレイです。うっへ~パックに入っている見た目以上に肉厚でシャンとしたものですね、これは煮つけにするのがサイコーなんじゃないか…ってことで、若干量のキノコなどを添えて仕上げてみました。
ん~♪やっぱり美味いよね~旬のお魚。滑らかな食感の身肉からは豊潤な海の香りと旨味がじんわり出てきます。エンガワ部分なんてもうキャ~っ!と叫んでしまいたいくらいファッティーな美味しさなのよ。ホントは切身じゃなくて丸ごと一尾を調理したかったんだけど、やはり高級魚なんですね、この切身サイズでフツーのカレイ一尾ほどのプライスです。でも大きいからコレでも充分ですよ。

春鶯囀(しゅんのうてん)

相棒は甲斐の国のお酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」です。春のウグイスのさえずり…という意味の名称は、四代目当主が与謝野鉄幹・晶子夫妻と同期生だったことからの縁で、与謝野晶子氏が詠んだ歌に因んでつけられたと伝わっております。
こちらもクセの少ない日本酒で、はんなりとした海の幸のお味にそっと寄り添ってくれるような静謐な風味です。たいへん美味しくいただきました。
このところ甲州の日本酒が続いておりましたが、やはり本命と申しましょうか好みは静岡のお酒です。久しぶりに地元の蔵元の製品を購入してきましたのでソレはまた次の機会に。
 
 

 
 
 
 

師走の庭風景  クルマとベニサラサドウダンの紅葉


今のクルマに乗り始めて8年になります
やんごとなき事情で先代のクルマに別れを告げそこそこ気に入って飽きもせず使ってはおりますが
アサイドのデザイン処理(バッテン形になっている面合わせ部)が特に好きです
ベージュサンドレとイヴォワールそしてノワールと云うカラーの組み合わせもステキだと思いますよ

CAPTURのリアサイド   Nikon  NIKKOR-P・C Auto 105mm F2.5   SONY α7

 
 


そのクルマを停めてある背後にはベニサラサドウダン
ここにきて樹全体が華やかな色彩となりました
例年は黄色系が多いのですが
今年は赤が目立ちます

師走の庭風景 ベニサラサドウダンの紅葉   Carl Zeiss YC. Planar 50mm F1.4 T* MMJ  SONY α7