■ 伏兵パイナップルの反乱
ファミレスでも某ハンバーグチェーン店でも人気があるらしいチーズインハンバーグ、不肖エロおやぢも作って食してみることにしました。ええ、正直申し上げますと生まれて初めて喰いますコレ、はい。
ハンバーグのバティを練ったらいったんフツーに成形し、ギュッと押さえて窪みを作りシュレッドチーズをギュウギュウ埋め込んではもうひとつのパティを重ね、改めてラグビーボール状態に成形…そうねぇニコイチにするみたいな感覚かな。
オカゲで片手の掌にドカンと重みを感ずるビッグサイズになってしまいました。巷の手作り派ブロガーさんならばココでその成形済みチーズインハンバーグのフォトなんぞを撮影するのでしょうけれど、ズボラなエロおやぢはふてぶてしくも「そんなもん撮ってどーすんだよ…」などと嘯いては熱したフライパンにそいつをジュッと乗せてしまうわけなのですな。
焼色が付いたらそのままコンベクションオーヴンに突っ込み、あとはふっくら膨らんで透明な肉汁がじゅわ~してくるのを待つだけです。ソースはハンバーグのパティ造りでエネルギーを使い果たしてしまったので既製品H社のヅメカンを赤ワインでのばしてお終い…てか最初っからそのつもりだったのよ、ズボラですから。
ガロニはポテトのナチュラルカットをベイクしたもの、ナスの揚げ焼、そしてちょっとおアソビみたいな感覚で添えてみる生のパイナップル。そうなんです、この生パイナップルが思わぬ伏兵となって当家のハンバーグライフに革命をもたらしてしまったのですな。
チーズの入ったハンバーグにH社のデミグラスソース…そりゃ美味いに決まってます。もう王道とでも言いましょうかお家で食すハンバーグといたしましては文句ナッシングなひと皿であります。
ところがですねえ、件の生パイナップルね、こいつがとんでもねー革命を引き起こしてしまったわけなのですよ。それがポークソテーとか酢豚などで活躍するのは承知しておりましたけれど、まさかここでも…みたいなカンジです。お皿ではなくチンチンに熱したスキレット提供だったことも幸いしましたね、つまり " 焼パイン " 状態となったわけです。
フォトがないじゃん? 何言ってんだよ、あるわけねーだろがっ!コッチは美味過ぎて喰うに精いっぱいなんだからさ。
チーズとデミソースの濃厚安定コンビネーションに焼パインの凝縮された酸味と甘みと香りが反乱を起こし、そして思わぬ新政権の誕生…あぁ思い出してもヨダレが止まらないぜ。もう他のガロニなんぞドッチでもよくなったし、コスパ抜群の白ワインもすっ飛んで消えました。
そうねえ、次回は焼パインとデミソースだけで食すハンバーグってのも悪くないと思えてきました。