■ 焼葱とスモークオイルサーディンのパスタ
オキテ破りの和風醤油味
オイルサーディンは好物のひとつですが、それにスモーク処理を加えたものもまた虜にされるひと品です。かなり前に購入ストックしてあったビン詰なので、そろそろ活躍してもらおうかな…とパスタ料理にしてみました。
主な食材はそのサーディンとネギそしてスパゲッティーニだけのシンプルなものです。
ネギは笹切りにしてフライパンで焼き目をつけサーディンと合わせます。茹で上げパスタを加えたらお醤油と塩コショウで味を調え、レモンやイタリアンパセリを飾れば完成です。フィニッシュにEXVオリーブオイルをお忘れなく。
何と言ってもスモークオイルサーディンが圧倒的な支配力でこのパスタを制していますが、焼ネギの物静かな語り口も見逃せません。主役の暴走をそっと諫めるようにふるまう姿勢にはサスガの舞台巧者と見てとれます。
もちろんイタリアンな味付けも合うのでしょうけれど、今回は風味のベースをお醤油に委ねました。ある意味オキテ破りの和風醤油味ではありますけれど、近年では欧州のレストランシェフ殿もニッポンのお醤油の素晴らしさに気が付いて、隠し味テキな使い方も普及しているようです、オキテ破りもみんなでやれば怖くない?みたいなものですかね。因みに今回のお醤油は叉焼を自家製したときの煮汁です。
相棒はお久しぶりに " サッポロ 黒ラベル " です。一般流通しているビールの中では大好きなもののひとつですよ。その昔は俳優の三船敏郎さんが「男は黙って…」のキャッチコピーで一世を風靡した商品でありますが、今もその伝統はしっかり引き継がれていることを確信する品質の良さであります。売れてはいるけれどインチキな混ぜ物でぶち壊しているどこぞの主力商品とは大違いですな。雑味だらけで後味の悪いあの商品が売り上げ一位?信じられませんね、ニッポン人の舌ってどうなっちゃってるの?超ドライとか辛口ってコトバにまんまと騙されてるだけのような気がします。
おっと、脱線して終わりかい… まあたまにはこーゆーエンディングもありです。