ステーキ重

ステーキ重

高級和牛もさっぱりと和風テイスト

土用丑を前にしていつものスーパーで見つけた高級和牛の廉売品、あと数日で鰻の蒲焼が喰えるというタイミングであります。よせばいいものを、やはり欲深いオトコなのでしょう、目先の美食に心奪われアトサキも考えずにカゴに入れる姿など、余程煩悩が強いと言いましょうか抑制の効かない人生を歩んできた証しがそこに露呈してしまうのですな。

鹿児島黒牛ロースとステーキ宮のたれ

しかも有名店のステーキたれも一緒に買い込んでしまうのは、いったんタガが外れると際限なくテメーの願望を実現する方向に走り出しては止まらないといった、ある意味哀れでもある性癖なのですよ。
しかしこの " ステーキ宮のたれ " が懐かしかったのです。北関東を営業で回っていたころ、よく京都の機械メーカーさんの営業さんと待ち合わせをしてその「ステーキの宮」さんで食事をしたものです。同い年だったせいもあり息が合った彼とは様々なお店に行きましたが、当時はバブルの真っ最中で懐も温かかったはずなのに、ナゼかその「ステーキの宮」さんではお得なランチばかりを注文しておりました。ただそういったサービスランチであっても、お店の売りである「たれ」は変わりなく添付されるのでありまして、いつも美味しくいただいておりました。

ステーキ重   Nippon Kogaku NIKKOR-H Auto 50mm F2   SONY α7

この『ステーキ重』にも玉葱とお醤油がベースになっているその「たれ」が非常によく合い、こってりしがちな高級和牛もさっぱりと和風テイストでいただけるところが素晴らしいのですよ。さすがに北関東でステーキチェーンとして勢力を拡大している企業が開発した「たれ」は、万人に愛される美味しさと飽きのこない旨味が揃った名作かと思います。概ねのところはそのレシピの察しはついておりますので、そのうちテメーで作ってみようかとは思っておりますが、完成に辿り着くまでの試行錯誤もまた楽しくて…って脱線ですよ、元へ。

プレミアム モルツ 海辺のエール

相棒のビールはモルツらしく白ワインにも通ずるフルーティーさがありますけれど、夏らしくベタっとこない爽やかさも持ち合わせておりましてなかなかのものです。ちょっと軽く流れ過ぎかな~とも思いますが、世の中のビール好きが皆そうしたコク深さや苦みを求めた味わいを欲しているわけでもありませんし、若干ライトテイストに振ったチューニングも悪くはないと思います。
「海辺のエール」か…素敵なネーミングかと思いますよ、ビーチチェアに寝そべってアンニュイな午後を過ごすのにちょうどいい…ってねぇ、オマエにはもうそーゆー時は二度と訪れないことを肝に銘じておきなさい。
 
 

 
 
 
 

文月の庭風景  木漏れ陽


庭の楓から漏れてくる陽
ゆらゆらと風に揺られて心地よいものだけれど
こうして眺めていられるのも朝のうちだけで
間もなく灼熱の時が襲い掛かってくるのだな

文月の庭風景 木漏れ陽   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7