■ 秋茗荷
旬は秋茄子だけと思うなよ
相変わらず小アセをかく様な日中もありますが、平均するとグッと気温も落ち着いてきて、これまでとは違う食事を欲するようになりました。先日も芳ばしく揚がったかき揚げ天ぷらを乗せた蕎麦が食べたくなり、ズズっと昼めしにいただいてみたりもするのです。あぁ温かな蕎麦って美味いものですよね、若いころは夏だけでなく真冬も冷たい蕎麦の一択で勝負でしたが、すっかりこうしたスタイルに馴染んでしまっているのは年寄り臭いですかね。
次第に秋の気配も色濃くなり、巷にはその旬を迎えた食材が出回っております。先般もその代表とも言える秋茄子をいただきましたが、もうひとつ忘れてはならないのが「茗荷」ってやつです。
一般的には夏の野菜、初夏から出回りその爽やかで独特な風味で人々を魅了する香味野菜でありますが、どっこい秋になると再びその新芽を伸ばし始め、しっかり濃度の高くなったその風味を他の秋野菜に負けじと振りまく " 秋茗荷 " なのですな。
庭の一部をハーブ類やレタスなどの栽培に使おうと耕作地整理をしましたが、その時に茗荷の茎が邪魔だったので下草を刈っておりましたところ、指先に当たる硬いもの…あら~茗荷の新芽じゃありませんか。慌てて周囲を探りますともうひとつ…これは未だ土中に隠れていた為、東京ウドのように真っ白な姿の茗荷でありました。うっふっふ~、なんだかとってもラッキーだったみたい。
さてさて、どうやっていただきましょうか。お刺身のツマにしてもいいし、ヌカミソに漬けるのもイケてますよねえ。そうそう、自家製の柴漬けにフィーチャーするのもスペシャルなお仕事。迷いに迷う秋晴れの日。
■ 神無月の庭風景 彼岸花とコムラサキ
庭の彼岸花はこれで完全にお終いとなりました
株も増えて少し賑やかになりましたけれど
あまり増えすぎてもナニなので来年は様子見ですね
枯れてなお 異彩の晩節 彼岸花
その色にますます深みを増してきたコムラサキ
カメラを構えているところに一匹のホソヒラタアブがやってきました
う~んなんて都合の宜しい訪問者なの!
絶妙なアクセントになってくれましたよ