純正ポン酢

 神戸の友人に頂いたこのポン酢は無添加の自家製、徳島県神山町のスダチ果汁のみを使用したゼイタクな調味料である。
完全プライベート生産品なので、一般市販はされていない旨を申し添えておこう。



 清里で買ってきた白菜は2kgもある大物だけに、少人数の家族である当家ではとても一度に食べきれるものではない。
かといって二晩も連続で鍋をするというのはなんとも云いがたいモノがあるのだが・・・。
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 一昨日は胡椒鍋、昨日は「豚ちり」ってコトで同じ材料を使った鍋でも全くベツの顔を見せる。
肝心のポン酢であるがジツに個性的な酸味と旨みで、作ったご本人に大変よく似ている。
食べながら思い出してはニヤニヤしていたら家族から不審がられてしまったのね。
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 食べなれた柚子の味とは違い、スダチの酸味はかなり速いストレートに例えてもいいだろう。
気楽に構えてバッターボックスに立てば、軌道を読む間もなく眼前を通り過ぎていってしまうくらいキレのあるタマだ。
眼の周囲や額にカッと熱いものが巡るのがはっきりと解る強い酸味に魅了される。
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 市販のポン酢で割っても良いのだろうが、せっかくの純粋さがスポイルされるようで忍びない。
ココはひとつ「昆布醤油」でも作って割ってみようではないか。
早速準備をしてみた、といっても密閉ボトルに入れた醤油に昆布を適宜漬け込み数日置いておくだけのカンタン作業だ。
次回の鍋が楽しみである。
ココロを込めて作ってくれた神戸の友人にも感謝の気持ちを忘れずに・・・


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日の出直前の東の空
奇妙なカタチの雲が北に流れていった
数分後には霧散してなくなってしまった瞬間の造形


TAMRON A16 / Nikon D40  2007.10.17. AM6:17 Fujinomiya-City