パーソナル・シーズニング

既製の調味料では飽き足らなくなってくるとジブンで作るか素材系のシンプルなモノに還ってゆくのかのいずれかとなる。
テーブルには常用するそれらをひとまとめにしたセットが形成され、個人の嗜好の面白さを知ることができる。


まずは「母君セット」から。
サラダを食すトキの一番のお気に入りは、ヒマラヤの紅塩をミルしてサルバーニョをかけるというパターンらしい。パンがあればサラダボウルの底にたまったオリーブイルをふき取るようにしてシミ込ませ、ムダなく食べるのが彼女の流儀だ。
マレーシア土産のブラックペッパー・ミルやフォションの粗挽きペッペーも欠かせないらしいが、シナモン・パウダーが置いてあるのが面白い。
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フランス産のミネラル塩を入れてある三角の小ボトルはボクが小学生のコロ何かのモクテキで買ってきたものだったが、よくもまあ大切に取ってあったものだと感心する。



「俺セット」
サルバーニョにハマって以来ペッパー・オイルもジブンで作るようになった。料理の種類やその日のキブンで変えるのでプレーンなサルバーニョの他に三種類用意してある。
ペッパーのお気に入りはミル付ペッパーミックスとやはりマレーシアのブラックペッパー、塩は“イタリアの天日塩”または紅塩だろうか。
ブランド塩は非常に高価だがこのイタリア天日塩は袋入りでフツーの国内産とさして違いがないトコロもよい。
既製品もラインナップしてあり“ブラザーどろからソース”と某ラーメン店で購入した“どろだれラー油”もお気に入りである。


「お嬢ちゃまセット」を最後に。
好き嫌いの激しい(というよりも食べられる範囲が矮小な)彼女は使う調味料といえばフツーの醤油とポン酢くらいか。
ボクがせっかく作ったオカズを無視するかのように丸美屋の“のりたま”そして“すきやき”ふりかけをご愛用。
笑えるのはつまようじがいつもそばに置いてあるコトで、小生意気なガキの必須アイテムのようである。




2008.05.03. 14:51 @Fujinomiya-City