パンとチーズがワインのお伴

若いころはパンとサラダがあればオッケーだと思っていたワインのお供は近頃ではチーズも不可欠な存在になった。


まだナチュラルチーズが一般テキなものではなくチーズと云えばプロセスチーズしかなかった時代でもあり、お味のヴァリエーションはせいぜいアーモンド入りとかピメント練り込み、あるいはスモークくらいがイイトコだったであろうか。
さまざまな輸入制限が解除され世界中のチーズを楽しめるようになったのは20代も後半にさしかかる昭和50年代、初めてクチにしたナチュラルチーズの美味しさはボクをトリコにした。
ある程度その世界を知った者はカビ系やウォッシュ系にテを染めるコトになるのだが、初心者は先ずプロセスチーズに近いフンイキのセミハードタイプを入口に長いトンネルを旅するワケだ。ボクも当然そうした経緯を踏んでその面白さを徐々に知って行ったのであり、このオランダのチーズもその一つなのである。
兼高かおる世界の旅”でそのナマエだけは知っていたオランダのゴーダ。味わい云々ではなくただ単に有名だったというだけで選んだものだが、プロセスチーズの原料としても重要な存在でありチーズとしてはクセのない部類に属するものの、熟成の進捗状況によって香りや味に変化がもたらされるのはやはりナチュラルチーズならではのコトだ。
ところでオランダのもう一つ有名なチーズにはエダムチーズがあるが、原料や製法の違いによるものではなく共に生産される地名だった…というのは意外なものであった。欧州の食品にはこうした“地名が食品名になっている”ケースが多いのは、やはり食品が工業製品ではなくヒトの生活や歴史に密着したものであることの証明に他ならない。


あ〜、パンはもちろんいつものお店で…
新作がいろいろあったがチーズに合わせるコトが前提だったもので冒険はできなかったのね。シュレッドしたゴーダをフランス食パンにに乗せてトースト。
もうホカには何も要らないよ…って、食べる前にサルバーニョをタラリ〜ノしてさ、ブラックペッパーをミル…う〜ん、サイコーですー♪




CUCHIPAN
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最後のひとつ
台風の強風雨に耐えてよく頑張りました





AM, October 08. 2009. @MyGarden