水餃子


輸入食品の安全性が問われる中、国内産であるコトを大きくアピールする商品が増加している。
この冷凍水餃子も“讃岐で作った”というキャッチフレーズが外装に大きく印刷されており、消費者に安心感を与えるデザインに腐心しているようだ。
本来はそんなコトよりも食味のほうに心血を注いでほしいものだが、食習慣や生活スタイルが変わってしまった現代では冷凍食品は欠かせないものであり、安く大量に生産するための食材集めも一筋縄では行かないのだろう。
     ■□■□■
昨晩はつるりとノドごしのよい水餃子を特製の葱ソースで食べてみた。刻んだネギに醤油やゴマ油などを加えてタレにするワケだが、夏向きにサッパリと古根生姜のみじん切りとほんのちょっとの黒酢を加え清涼感を出してみた。
茹でたてアツアツにかけて口に運ぶとヤケドを恐れるココロも何処へやらで、ビールと交互に動かす手が止まらない。
一緒に茹でたキャベツがいい塩梅のパートナーで、肉の脂肪でねろねろし始めた舌をキレイにクリーンアップしてくれるのだ。ポン酢醤油で食べるのはもちろん美味しいが、バシッとアンカーが効いた葱ソースも水餃子の味の輪郭を明瞭にしてくれる。 



バルドリーノ・ブラッツィ
DOC 赤/FB
バルドリーノ100%


初めて試すバルドリーノ種のぶどう
高品位な酸味が前面に出ているが滑らかなタンニンが薄く漂うようだ
フランボワーズのような果実味に枯草の薫もあり、クリーミィな甘さを感じる
旨みを小出しにするタイプなので、時間をかけて攻略したいワイン