焼茄子はヨメにも喰わせろ

所用で実家に行くと母君が茄子を差し出してよこした。
菜園でちょうどよい大きさのナスが待っていたと云うのだ。

 茄子の食べ方にはいろいろあるが、何といっても油との相性の良さは他のヤサイに比べ群を抜いて高いのでソレを活かした調理方法が一番だろう。
しかしいつも油を使った料理と云うのもナニであるし、昨日のようにキツい残暑に悩まされたアトの夕食などではもう少しさっぱりといただきたくなるものである。
 そんなトキには“焼茄子”と云うスバラシイ一品があるのは解ってはいたが、ナカナカに心理面でのメンドーが先に立ち滅多にジッコーできずにいた。
ズバリ獲りたての茄子がやってきてそんな決心をさせるには十分な理由が用意されてしまったのよ。おりしも毎年秋になると発売される季節限定ビールも冷やしてあり、何かぴったりの肴はないものかと思っていただけにコレ幸いに開始なのだ。
 古根生姜をスリおろし、同じく菜園で採れた“万願寺唐辛子”を軽くごま油で炒めたものを添えて…とお膳立ては完了だ。
焼き立てをアチチと皮むきしなければならないのが最後の難関だが、ソレさえ終わってしまえばコッチのもんだぜ〜♪
えへへ、ウマイじゃないの…大野紫でカンペキを期したのよー
カラダが冷えようがモッタイなかろーが、こんな美味いモノをヨメに喰わせないと云うのはあまりにもカワイソーじゃん、キチンと食べさせてあげましょうね、お義母さん。
冷えたビールをグビリと飲りつつ窓を開ければ涼しい風が…と書きたいトコロであるが、まだまだ外気温は高くエアコンのお世話にならなければならないのがちょっと残念な夕方なのであった。


キリン秋味
毎年買ってしまいますねー
似たような製品が他社からも出てはいるけど
やっぱりコレかな…
って、特にワケはないんですが