ヒミツがあるのよ『焼うどん』

大学生のころアルバイトをしていた喫茶店で人気があったメニューだ。レギュラーは玉うどんがひとつだが大盛りの注文は2.5玉にハネあがる。なんでも「ハッキリ大盛りと判った方がいい」という店主のコダワリだったようだが、3玉では多すぎると云うビミョーなセンは当時のボクには理解が出来ていなかった。


焼うどんの美味しさはそのお店で知った。コレも個人テキ嗜好があるので押し付けは出来ないが、焼そば以上に注文があったジジツは大方に支持されていたレシピである証拠だろう。
キャベツやタマネギ・ピーマンなどの野菜に茹で麺、生の豚肉ではなくベーコン、サラダオイルやバターではなくマーガリン、下味には塩コショウ以外の調味料は使わずイワシの削り節、ソースではなく醤油… そして仕上げのトッピングには刻み海苔と紅生姜。単純にソレだけである。だが非常に美味い。全ての食材が揃うとは限らないが、できるだけこのレシピに近づけたものをお家でもジッコーする。
死んだオヤジは焼うどんが好きだったが、何度かこのレシピで供したことがあり喜んでもらえたのはもうずいぶんムカシの話だ。親孝行などと云うには少々憚りはあるものの、数少ない恩返しのひとつであったことに違いはない。


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Sora
見あげれば電線だらけ
ニッポンってこんな国なんだな
恥と云うものを忘れた国家…



4:14PM, December 19. 2011.