よいとまけ 

あまり市場には出回らない“ハスカップ”のジャムをフィーチャーしたロールカステラだ。製菓会社の社長が苫小牧らしさをアピール出来るお菓子を、と云うコトで考案したのはボクが生まれる前なので随分イキの長い商品なのである。
思い出してみれば、まだ北海道に住んでいたコロに白黒テレビの放送CMで「よいとまけ〜♪」などとやっていたような微かな記憶がある。
ハスカップ勇払原野に自生するスイカズラ科の植物で「ハシカブ」というアイヌ語が転訛したものだ。和名はクロミノウグイスカグラといい、青紫色の実をつける落葉低木である。
味はブルーベリーに似ているが酸味が非常に強いため生食には適さないと言われており、ほとんどがジャムなどの加工品にされる。市場でほとんど見かけないのはこんな理由があるからなのだろうが、アイヌ民族には不老長寿の秘薬としての言い伝えもあって、実際に成分を分析するとビタミンC、アントシアニン、カルシウムなどが豊富に含まれ、ナルホドと頷けるモノなのだ。
「よいとまけ」とは聞き慣れないコトバであるが、苫小牧にある製紙会社の貯木場でクレーン巻き上げ時の掛け声に由来している…というネーミングだそうで、コチラもナルホドな豊かな地方色なのである。
甘酸っぱいハスカップのジャムがカステラにぴったりのロールケーキで、ハマナス紅茶などと楽しむのが一番なのかな…と、北海道を懐かしむキモチで食した昨日なのだ。


株式会社 三星 (みつぼし)
http://www.rakuten.co.jp/mitsubosi/
北海道苫小牧市糸井141番地
TEL:0144-74-5225
FD:0120-333-153






今朝の富士山



2008.11.01. 06:07 @Fujinomiya-City


 
 
 
 
 
 

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f:id:artfoods:20081202142609j:plain:leftたかみさま
やはりパッと思い浮かぶのは美輪明宏さんですよね(´▽`*)アハハ
そして赤紫や青黒い果実色、おっしゃる通りに " 栄養高そう感 "ありありです。 捕食側に対するシグナルの意味もあるのではないでしょうか、自然の摂理ってスゴいものだなあと感心します。

( 11年も前に書かれた駄文にコメントをありがとうございます。当時は旧はてなダイアリーのフォーマットでして、レイアウトの崩れを多少修正しました。)