娃々菜とキノコのコンソメ鍋


数年前からスーパーでもチラホラ見かけるようになったミニ白菜は「娃々菜(わわさい)」という名前だったが、コレって商品名なんだろうなぁ。
フツーの白菜の1/4程度の大きさで柔らかさや糖度が高い特徴がある。加熱して食するばかりでなくサラダ系の生食にも向いていて、確か昨年の末にはバーニャカウダにして食べた記憶があるのね。
娃々とは中国語で“赤ちゃん”の意味を持っていて、その名の通り店頭でもかわいらしい姿でアピールしてくる。小さいので少人数家族でも使いきってしまえる量が都合よく、冷蔵庫の中では立てて保管できるので鮮度保持にも有利だ。


肉と油に疲弊した胃袋は「とにかくヤサイをくれ〜っ!」と泣きが入っていて、数日前に購入してあった娃々菜にタイミングよく到着したキノコセットでコンソメ鍋にしてしまおうではないか、というコトになったのよ。
このところコンブ鰹系ダシの和風鍋が多かったのでコンソメを選択してしまったが、やっぱり動物性脂肪やタンパク質の入らないスープが食べたかった…と云うのがホンネなのかも。
そして終業式が重なってしまい例のトンでもないトンカツをご賞味いただけなかった中一剣道部員に配慮した結果なのでもあり、メタボリックなオジサンは思うようにならない人生に若干の苛立ちを感じなくもないのだ。
ベーコンから適当な塩分が溶出するので塩は最後に整える程度に加えてやる他は、市販のコンソメキューブと胡椒を少々だけの料理なのであり、ナニも考えなくても美味しい鍋が出来上がってしまうのが有難いではないか。

昨晩はこの鍋を食べながら「こんなに美味しいスープなら“スープスパゲッティー”もいいよな〜♪」とついウッカリ洩らしてしまったものだから家族からは即ジッコー命令が下りカッペリーニを茹でるハメに…
ウ〜ム、温かいそうめんのように啜るパスタも悪くないじゃん!って云うより美味しすぎてまた食べすぎちゃったんだな〜。
写真撮っておけばよかったのに…