辛子明太子

辛子明太子はあまりジブンで購入したコトがない。と云うのは親戚・知人にたまたま博多や下関にカンケーしている方がいて、よくいただきモノをするからなのである。

グレードによってもかなり価格に開きはあるが、一般テキなもので¥7〜8000/kg、切れ子と呼ばれるキズハネものでもその8割程の価格で市販されているので、購入はいきおいシンチョーになってしまう。
冷凍保存に強い食品なので小分けしてはチビチビと食べて楽しむようにしているが、たまには一本まるごとバックリとゴハンに乗せて食すのも何物にも代え難いヨロコビがあるものだ。
コレも発酵食品の一種なので自然の旨みがたっぷりと詰め込まれていてホカのオカズは無用であるし、ゴハンが進み過ぎて困ってしまうのね。
しかしタラコを唐辛子調味料で漬けたモノを“カラシメンタイコ”と何故呼ぶのかと長い間フシギに思っていたのだが、先日ちょっと調べてみるとアッサリ解明できた。
朝鮮語でタラのことは“ミョンテ(明太)”と云いメンタイコ=タラコなのである。一般テキにはタラコと云えば鱈の卵の塩漬で、メンタイコはソレを唐辛子で味付けしたもののように扱ってしまいがちだが、語源をキチンと理解すればわざわざ「辛子明太子」という名称が存在するのに合点がゆく。






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昨晩はちょっと新鮮なイカがテに入ったので焼そばのゲストになってもらった。
富士宮焼そばはシンプル一番でボクはあまりヨケーな具は加えないコトにしているが、このイカ桜海老だけは特別なお客様でありタマにはこうして楽しんでみるのよ。
確かに美味しいんだな♪
しかし寝るコロになってふと思いついたのは、ペペロンチーノ風にした富士宮焼そばが旨かったのだから“イカスミのパスタ”風にするのもイケるのではなかろうか、というコトなのだ。
失敗しちまったぜ〜せっかく新鮮なイカワタが手元にあったのに…トキすでに遅くゴミ箱の中。
近いうちにやってみるべし、獲りたてのイカならいつでもテに入るもんね。