コジツケ季節感『ねぎラーメン』

どちらかといえば夏の盛りにうーんと辛くしたのもをアセアセしながら食べたいラーメンなのである…と思っていた。

先日購入してきた根深葱を切っているといかにも冬のネギらしく内側にヌルヌルが出ている。焼いてはトロリ、煮てもトロリとあの甘みと香りはなんともいえない美味しさなのである。
 香りはタマネギなどにも含まれる硫化アリルが主成分だが、トロミはアミノ酸の一種で各種炎症の緩和に有効だと言われている。そうか、あの旨みを含んだ甘さはアミノ酸だったのか…と調べてみると、特に九条葱の青葉部分に多く見られるようだ。砂などの汚れたものが入っていない限り洗い流さずにそのまま食したほうがカラダによいとされる。昨晩は根深白葱を笹に薄切りしてみたが、そのヌルヌルはまるでトロロコンブのようにネバってしまい切ったネギがひと塊りになってしまうという状況であった。
ウ〜ム、コレはちょっと…と云うコトで少しだけ水にさらして適度なヌルヌル加減にしてみたが、捨て水さえ中華スープのようなトロミがついてしまっていて冬の根深葱の怨念がコモっているような恐ろしささえ感じてしまった。晒した葱はサラダスピナーでビュンビュンと水分を飛ばしてやっても表面にやはりヌルヌル君がヘバリついていて「もうこれ以上テを加えるな!」と悲痛な叫びが聞こえるようでもある。
わかったわかった、スグ喰ってやるからな…。ボウルに移して例の“石垣島ラー油”をたっぷり回しかけ、ザクザクと攪拌してやればトロミにラー油が馴染んでナイスな具合になってきた。
醤油ラーメン完成と同時にドッカンとたっぷりトッピングしてスタート。ジャキジャキずるずるチュ〜はふーっ…うっ、美味いっ♪
やっぱり冬のネギはいいなぁ〜「コジツケだっていーじゃん」なラーメンなのである。




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今朝の富士山
春霞…それとも黄砂? モヤ〜な朝です

2009.03.18. 06:40 @Mannohara,Fujinomiya-City