お初にございます『たけのこの煮物』

全国に“筍の名産地”と呼ばれる土地が散らばっているが、その中でも地元のヒトしか知らないスペシャルゾーンもある。

この静岡県でも多くの筍産地を抱えているが、種類も多く採取期間の長い芝川町は知る人ぞ知るタケノコの里なのである。静岡と山梨の県境に位置し富士川の本流といくつかの支流、南アルプスの南端と富士山の裾野に囲まれたこの地が美味しいタケノコを育んでいる。
その地元に住む方から「今から掘るから来いよ〜」と電話をもらった友人がホイホイ出かけて行ってはテに入れてきたものらしい。タケノコの採れる山に鍋を持ち込んで、掘り起こしたその場で茹でてしまうという究極の下ごしらえだ。
もっとも掘りたては生で食しても美味しいらしく、また皮ごと蒸し焼きにしていただくともうホカの調理方法は眼中になくなる…というハナシだが、残念ながらボクはそのどちらも未体験なのである。まぁそのうちチャンスは巡ってくるだろう。
友人は“山茹で筍”を自宅に持ち帰り、すぐさま鰹節で煮る「土佐煮」にしてボクの家まで届けてくれた。山に入ったついでに山椒の新芽を一緒に獲ってきては筍に添えて持ってきてくれるところなどニクイばかりではないか、有難い有難い…
ボクが味付けをすればダシを効かせかなりな薄味のはんなり風にするのだが、友人はこの辺りの例に倣ってちょっと甘めの濃い味だ。しかしソレを差し引いても余りある柔らかさと香り…やはり現地で下処理してしまうコトの優位性が如実に結果となって現れている。
穂先だけを入れた若竹汁や筍ゴハンなどまだまだお楽しみはある。煮物だけでなく茹でただけのモノも何本か友人が持ってきてくれたからだ。
酒とともに味わうヨロコビはまだ少し先だが、体調が回復する頃には芝川にまた別の種類のタケノコが出てきて、ボクを喜ばせてくれるに違いない。













まこたくさん
こんばんわ!
時節がらテレビなどでも掘りたてを蒸し焼きにして食べるのを良くやってますね〜。今日も名取裕子が京都のタケノコを地元の料理屋で美味しそうに食べていました…いいなぁ(´Å`)
焼いたヤツにジュッと醤油ってーのもたまらないだろーなぁ♪



ムー吉どん
こんばんわ!
ウチの大学も裏山(というかワキ)に竹藪があって、みんなでよくタケノコ掘りをやりました。少し経つと「今年はもうタケノコ採りはやめましょう」って看板が立つんですね(笑) ちゃんと秩序が保たれている時代でした。
いくらカレーでもダイレクトではエグミが出ちゃうかな…(´・∀・`) でも蒸し焼きは喰ってみたいねー



元ルーさん
こんばんわ!
北海道は妄想地区(爆笑誤変換!)…孟宗竹がないですもんね〜。釧路にいたころはおでんやすき焼きにあの細いタケノコを入れてよく食べました。今となっては懐かしい味ですけれどもo(^-^)o
近日中に筍ゴハン決行予定でやんす♪