お先にシツレイ『盛岡ピビン麺』

肌寒ささえ感じるくらいの陽気だった昨日、ナニを思ったのか一足お先にシツレイした冷たい韓国麺だ。
昨年の初日は6月の8日だから三週間近く早い…って、花便りじゃないんだからさ。

冷麺はスープをはってある料理だが、ピビン麺はピビンパと一緒でかき混ぜて食す麺でイカニモな韓国式である。コチュジャンを効かせたタレは麺に添付されているのでアトはテキトーな具を準備すればよい。
まぁいくらテキトーに…とはいってもソレらしくフィットするものを選ばなければお味のバランスが崩れてしまうのね。そういうイミではキムチは絶対にハズせないし、そうなったら焼豚やキュウリに白髪葱も…とイモヅル式に食材の連鎖が生まれ、結局はピビン麺の“あるべき姿”のようなものが形成されてしまっている。年々コンサバティブな姿に変わってゆくジブンを少し可笑しくも思ったりはするが「そんなもんよ」と開き直りにも似たキモチなのである。
さてオナカ空き空きもピークに達し、かき混ぜるのももどかしくクチに麺を運ぶが、あまりの美味しさに寒さのコトはすっかり忘れている。落ち着いてよーくかき混ぜイロイロなお味のハーモニーを楽しもう。たまたま手元にあった“味付け牛肉の炭火焼”は友人から頂いたモノで、豚肉を使っているチャーシューとはまた違った旨みとコクがありピビン麺にはピッタリな具材だった。
良く考えてもみれば冷たい麺類のトッピングとしては“冷やし中華”がアタマにあるので無意識に焼豚などを選んでしまうが、ヤキニク屋さんや韓国料理店に行ってピビンパを注文すれば牛カルビ焼を合わせてあるものもあり、やはり相性はコチラに軍配が上がるような気がする。