大寒たまご de たまごかけゴハン

食べ物の節句はいろいろと知っているつもりだったが“大寒たまご”とはこのトシになって初めて知った食習慣だ。当家の母君に「ちなみに知ってた?」と問えば、御歳七十後半の彼女も知らないという。


では最近になって商売人が考案したものかと思えばそうでもなく、節分の“恵方巻”みたいなもので某地方の習慣が商魂たくましき人々によって利用された経緯と似ているかもしれない。
ただ二十四節気のひとつ「大寒」の中にはさらに“鶏始乳”という鳥が卵を抱き始める時候があり、昔からその頃の卵は生気に満ち溢れていると考えられいたワケだ。風水でもそんな考えを取り入れて「大寒の日の卵を食べると、無病息災・金運上昇」と人気があるようで、富士宮市内の一部のスーパーなどでもこうしたタマゴを並べるようになったらしい。
フツーのタマゴが10コ入り1パックで¥150程度の販売価格であるのに対し、コレは6コで¥198とほぼ倍である。ナカミはフツーのタマゴであるから堀田栗蔵ではないのか…と訝る御仁もいらっしゃるかもしれないが、出荷元では従業員を特別に早朝出勤させては本当にその日の朝採れた鶏卵のみを選別・洗浄・梱包・急送するのでコストは高くなっているのは確かだ。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
そんな御利益にあやかろうとボクも20日の大寒は『たまごかけゴハン』で食してみた。
やはり新鮮なタマゴは美味いのね♪

通常は生みたての鶏卵より数日置いたものの方が濃度も増して美味しくなるものだが、コレはいきなり濃厚な黄身としっかりした白身…けっして気のせいではないと思うのよ。
無病息災・金運上昇、ボクにも訪れますように…


朝霧高原ファーム(清水港飼料株式会社)
http://www.shimizuko-shiryo.jp/


☆ 製造年月日が20日のパックを探すのもテですよね(笑) ポチッと応援して下さい…





大寒のSora
パステル画のような雲ね…



4:43PM, January 20. 2010.