小メロンの麹漬

先月あたりから農民市場の棚には例年の如く摘果メロンが並んでいる。毎年購入してはヌカミソ漬にしたり浅漬などでと楽しんでいるが、今年もそろそろ…と思っていたところに思わぬモノを見つけた。

漬物の分類テキには浅漬となるのだが麹を加えることによって風味にアクセントがついて大変結構なお味となっていた。そのままの塩味でもイケるが醤油をちょっと垂らして食すと一層美味しく感じる。
他の地域ではどうなのか知らないが静岡県はメロンの生産が盛んなので時期になるとこうして間引きした小メロンが漬物用として市場に出回るワケなのだな。
メロンの年間出荷量(2008年統計)は全国で189,500t、主な産地は茨城県23%、北海道と熊本16%、山形7%、静岡・愛知・青森6%、千葉5%と続き全国に満遍なく拡がっている。ところが売上高ベースの順位は1位は茨城県の158億円に熊本117億円〜北海道108億円そして静岡は102億円と堂々の4位入賞、表彰台は逃したがかなりいいセンを行っている。
生産量に対して売上高が非常に高いのは個別の品種に高級品が多いことを示し、特に中遠地域と呼ばれる袋井や磐田辺りはメロン王国と呼ばれるほどその農家の軒数が集中している。アールスフェボリット系のマスクメロンは一つ一つ丹念に育てられ桐箱に入れて出荷される超高級メロンでありボクなどは滅多に食すコトなどないが、こうしてそのコドモみたいなヤツはほとんどタダみたいな支出でテに入れるコトが出来て多少でもその恩恵に与っているのではないかと思う。
こんな漬物になってしまってもウラのウラにメロンの薄いヴェールのような香りが息づいていて、なかなかに繊細なお漬物でもある。




酒粕に漬け込んで奈良漬みたいにしたものもよく見かけます。ポチッと応援してね…





今朝の富士山
久しぶりの朝焼け
サッカーのゲームのハーフタイムに見えたのはラッキーだったなぁ…


4:24AM, June 25. 2010. @Fujinomiya-City         Original Photo