ヤラれたソーセージで『 ホットドッグ 』

それまでフツーのソーセージを使ったホットドッグしか食したコトのなかったボクにとって、そのコーヒーショップで初めてクチにした粗挽きロングソーセージのホットドッグはなかなかに衝撃テキなお味だった。もう二十数年前のハナシである。

レタスやその他のフレッシュ野菜、茹でタマゴ・小海老などといったものも加えた現在主流のちょっと贅沢タイプとは違い、グリルした粗挽きソーセージに粒マスタードを一直線に絞り出しただけの超シンプルなホットドッグだが、一杯のコーヒーと共に味わう時間は出勤前の楽しみでもあった。
静岡に戻ってきてからは自宅からクルマで通勤するようになってしまったのでそんな楽しみも消滅してしまったが、一度憶えた快楽はそうそう忘れられるものでもなく(いつかはまた食べたいなぁ)と思っていたのである。
そんな折、宅配食材のカタログを見ていると“新登場ロング〇ャウ〇ッセン…ホットドッグにピッタリサイズ!”と共にFパン製造のドッグパンまでが並んで掲載されているではないか。世間一般ではこの状態をカモネギなどといって都合のよいコトの例えにするワケでもあるが、ただ単に商売人のワナにハマっただけかもしれない。まぁいいだろう、パンだけ買いに出かけるというのもナニだし…
さあさあ到着してヨロコビ勇んでの開封なのだ。ところがなんだか想像していたロングサイズではないのである。なんとソーセージがパンより短い…
ソーセージがパンからハミ出ている位じゃなくっちゃねぇ、せめて同じ長さは欲しかったな…ヤラれたぜ!
しかし念願の粗挽きソーセージのホットドッグなのである、ゼイタクを言ってはいけない。どうせ粒マスタードも少ししか残っていなくてフレンチマスタードで代用しなければならなかったのだから。


☆ 願いは半分成就…と中途ハンパな結果に(笑) 
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