『干しアサリの炊き込みゴハン』をオニギリに

友人からいただいた“しおふきあさり”と云う干しアサリで「コレを使って炊き込みゴハンを作ろう!」と思っていたが、雑然とした日々にズルズルと流されるままずいぶん長い間食品ストッカーに眠らせてしまった。

先日とうとう「そうだ、アレがあったじゃん♪」と取り出してみると浅い黄色だった干しアサリは濃いアメ色に変化して熟成していた…と書くとなんだかスバラシいが、ジツはヤバくなっちゃんじゃないの?みたいに少々アセったのである。
ひとつつまんでみるとしっかり塩干ししてあるので品質テキ問題はないようだ。そういえばこれまで何度も頂いてコレを食したが、そのまま酒の肴にしたりお茶漬けに具にしたくらいで常に乾いた状態で食していたワケであって、こうして年季の入ったアメ色アサリをストレートにいただくのはちょっと気が引けるなぁ…と炊き込みゴハンの具にするには都合がよろしかったのだな。
こうした味付けゴハンの常は醤油ダシ汁が不可欠なものだが、この場合はアサリからたっぷりとダシが出る(だろう)ことが判っているのでヨケーなことはせず千切り生姜に小口切りのネギ、そして生醤油と水のみで炊飯してやった。
炊いている時からして食欲をソソるいい香りが漂い、食べる前からこのゴハンの成功を確信した。やはり予想通りアサリの旨味は干したことによってより増大し素晴らしいアサリごはんの出来上がりとなっていた。おお〜美味過ぎるではないか!


当然ごくフツーに食事にするが、カマに残ったこの炊き込みゴハンを翌日お出かけの際に「オニギリにして持って行こう♪」とヒラメいてしまったのである。
電子レンジで軽く温め直しギュッと握っては焼海苔をあてがってやる。昼食用に持って行くつもりなのがあまりに美味そうだったのでつい1コ喰ってしまった。う〜ん、もしかして茶碗で食すよりコチラのほうが美味いかも…みたいなヨロコビはもうひとつテをつけたくなる衝動に駆られるのであるが、ソコはグッと堪えて楽しいランチに備えるのだ。
シゴトの出先は海辺の高台にある小さな公園。潮の香りがする涼しい風に吹かれながらほおばるこのオニギリは格別だった。梅干やタクアンにお茶も持っていったが、ポットに湯でも詰めてインスタントの味噌汁も持ってくればよかったなあ…とついゼイタクなことを考えてしまった。




☆ 出先ではつい喰ってしまったあの1コが悔やまれて…(笑)
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今朝の富士山
ようやく山頂の冠雪も本格テキに見えるようになりました



7:23AM                        Original Photo






7:25AM, October 08. 2010. @Fujinomiya-City        Original Photo