春夏秋冬『麻婆茄子』

何年か前に『麻婆茄子』にハマって週イチくらいのペースで食していたことがあった。けっこー飽きないのである。もっともその時は自宅の狭い菜園で茄子がいくらでも採れたので、その処理に困ってシカタなく…という側面も多少はあって、なにがなんでも『麻婆茄子』といった具合に積極テキだったわけでもないのだな。

そんな茄子処理班も回数を重ねる毎に手際も良くなり、ついでにちょっとだけ冒険もしてみたりしていろいろな食材をあわせて楽しんでいた。タケノコ、万願寺唐辛子、モヤシ、厚揚豆腐… ドレもそれなりに美味しくボリュームも加わるのでだんだん茄子だけでやるのがつまらなく思えてきたほどだった。

その中でひときわ目立っていたのがピーマンだ。グリーンだけでも面白いコントラストだが、レッドが加わるとグッと紫紺の茄子やピーマンの緑が引き立って、まあお味は別にして見たくれだけは一流っぽくなる。
初期の頃は豚の挽肉からしっかり味付けして頑張っていたものだが、近年はそのジッコー回数の減少とともに冷凍やチルドあるいはレトルトパックの既製品を使うことが多くなってしまった。しかしヘタにトーシローがこだわって作ったものよりも美味い製品もあるので、あまりズルをしている…といった後ろめたさはない。
さて、やはりこうした中華料理にはビールなのだ。今回の相棒はトップバリュのバーリアル・プレミアムラガー、350ml缶が¥159とプレミアム系の中では圧倒テキに安い価格設定で大手メーカーブランドに挑戦している。
お味の方はいちおーホンモノらしさが効いたものでお値段からすると上出来だが、香りやホップの苦味など全体的なスケールの小ささと泡消えの早いのが気にかかる。それより、チラ見は高級品風だが詰めの甘い缶デザインにはプレミアムと謳って欲しくないなあ…と大いに不満だ。
TOPVALUのブランドバッジの赤紫色は全体のフンイキを破綻に導いているし「お酒」とか「生」といった文字の混入がどうにも解せない。こーゆー感性を大切に出来ない企業は生き残りは難しいのではないか。ダイエーがスーパー業界で一位だったころとは消費者の意識は違うのだよ、イオンさん。


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