新種のキノコ

韓国料理に干した山野菜といった食材を多用すると云うものがある。厳しい自然環境の中で食材の保存テクノロジが発達していなかった時代の遺物とは言え、自然の恵みを美味しく長期間に亘って利用する先人の知恵は現代の我々にも美味しいという感覚だけはしっかり遺し伝えているのだ。
しかし“干す”という工程によって食材は旨味が増すだけでなく、生の時にはなかった栄養が新たに生まれていることを先人達は何百年の歴史の中から見出していったのだろう、実際我が国にもそうした文化が多くある。
いつの間にかそうしたテマヒマのかかる食文化は衰退し、柔らかで舌触りの良いものばかりが好まれる悲しい時代は、アレルギーや不明な病ばかりでなく、偏った嗜好による健康阻害を生み出していることに気が付いているヒトは少ないのだろうか。こんなに豊かに食材や料理が溢れている世の中なのに健康サプリメントや健康食品と呼ばれるものがイバリ散らしている国は世界中でもそう多くはないと思う。ナニかおかしくありませんか?とフシギでならない。世に在る食材を万遍なく摂取していればそうした物品は特殊な病気にでも冒されない限り必要のないものであるはずだからだ。
ガッコーという組織も「食育」なる錦の御旗を掲げるならば、もう少し…というか根本テキにかなり…その内容を改変しないと今後の国民の豊かな食生活に寄与する礎にはなり得ないと思う。だいいち「給食」という名称そのものがすでに旧態然としているではないか、戦後の食糧難時代に供給されたエサじゃないんだ、もっと楽しく嬉しい時間であることを象徴するような時間割としてリスタートすべきと考える。
ところでこのキノコ、なんだと思いますか?




正解はコイツの一部です。サスガに食べられない部分ですが…


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今朝の富士山
カスミの強い夜明けです



7:18AM, December 30. 2011. @Fujinomiya-City