『牡蛎の佃煮』は思わぬ副産物でヨロコび二重マル

冷凍しておいた牡蛎は結構な量があったので一度や二度の料理では使いきれないほどあった。これぞホンモノの『かき玉ラーメン』を楽しんだアトはどうしたものかと思案に暮れたが、そうかナルホドあのテがあったよね!とイソイソ準備を始めたエロおやぢなのである。

以前にお江戸にある老舗の佃煮をいただいて食したことがあって、その中に『牡蛎の佃煮』というものがあったのを思い出したからである。その時はそんな高級佃煮を美味い美味いと瞬く間に喰ってしまい(また喰いたいけどもう安物には後戻りできないし、かといってジブンで買うのはキツいし、結局自家製するしかないのかなあ…)などと恐れていたことが現実となってしまったのだな。まあいいや、とりあへず作ってみればいいんだし、そこそこ美味しいものは出来るんでないかい…といーかげんなエロおやぢらしくテキトーに始めてしまうのだな。

千切り生姜・輪切鷹の爪に砂糖・醤油・酒・みりん…江戸前の伝統佃煮はこんなものは入れないらしく砂糖さえ使わない極辛口のもの、トーシローがマネでもすれば死ぬほど塩っぱくて喰えたもんじゃね〜よ…てな顛末になりかねないので、敢えてごくフツーの佃煮風なレシピを選択する。
いつもの佃煮のように思いっきり強火にしてグッツグッツに煮立て詰めて仕上げてしまいたいところだが、相手は固く縮みやすい牡蛎なのでそのタクティクスはご法度だ。そっと優しく時間をかけて…まるでオンナをエクスタシイに導くときのようにジックリと攻め続けなければならない。アセって乱暴な振舞は全てを水の泡に帰してしまうのよ。そしてもう少しでフィニッシュという寸前にチカラ強く…違う!強火にしてテリをつけてやるのだな、やれやれなんとなく出来上がったみたいである。

老舗の佃煮のような味わい深さはないが、なかなかに美味しい『牡蛎の佃煮』になってくれた。えへ♪一杯の肴にゃサイコーだぜ、もちろん朝ゴハンにもバッチリよ〜
そして残った煮汁でメシを炊いた。こいつがミゴトなお味でバクハツだ、思わぬ副産物にヨロコびも二重マルだったのである。




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トナリ町の夜明けはマイナス1℃だった



7:15AM, February 10. 2012. @Fuji-City










チャッピ〜☆彡さん
おはようございます!
容器…杉の曲げわっぱね、アレってまだとっておいてありますよ(笑) それにしても美味かったな〜 考えてみたら我々はよく佃煮買うよね、霞ヶ浦でも買ったし、寅さんの帝釈天参道商店街でもついつい(´▽`*)アハハ
この朝のフォトね、もうココしかない!ってピンポイント。あとは哀愁の…\(≧▽≦)丿



とがしさま
おはようございます!
いいな〜バイト(笑) ボクは人助けで依頼されたシゴトで疲労困憊…呆けた人生を歩んでおります。やはりジブンの時間を作れないのが非常に痛い。
殻つき生牡蛎のチャンスはまだ少しありますよね、ぜひナイスタイミングで取り寄せてボクを羨ましがらせて下さい。あ!そういえばボクも今シーズンは殻つき生牡蛎を喰ってないじゃん!(≧∇≦)b



Lotさま
おはようございます!
お江戸の老舗の佃煮、甘くないってだけで想像以上に塩っ辛くないんです…お刺身に醤油をべっちゃりつけてしまう程度の塩梅はゴハンには見事に馴染んでゆくのですよ。
そしてお醤油と素材の甘さで勝負してるのかな…しっかりと濃い色もついているんですけどね、醤油臭くないというかクドさもありません。いやはや参りましたね…コレが老舗の実力か〜っ!ってカンジ。トーシローにはとてもマネの出来るものではない、と悟りました(´▽`*)アハハ
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
う〜ん、多分お醤油が円くなってるのでしょうね、煮汁が熟成してると云うか…