ほうれん草と豚挽肉の『塩焼そば』

農民市場に行くと青々とリッパなほうれん草が一把¥80〜¥120くらいで売られていた。生産者が違うと背の高さや一把の量が違っていて、それが価格に反映しているのだった。用途に合わせてチョイス出来るので有難いが、その肝心な用途が決定されていないとドレにするのか迷うことになる。
今回はほうれん草を購入するつもりで行ったワケではないので、新鮮で肉厚な冬のほうれん草を見て「あっ、コレ喰いたい!」と飛びついたものの、慌ててその使い道を考えるハメになった。

そう、富士宮やきそばを食べようと思って農民市場に行ったのよ、もちろんキャベツはキープしましたけどね。一般のスーパーではこのところの天候不順で青モノの高騰が続いているが、地元農家直結のこの市場はカンケーなくて非常に安く購入出来る。
ただし思ったタイミングで目的のモノがないというリスクを常に抱えているのであって、やはり地元型私設市場の“富士山やさいセンター”というところへのハシゴも必ず視野に入れておかなければならない。いけませんね、脱線しかけてます。

肝心なほうれん草の料理ですね、はい。グラタンとかお浸し、バターソテーや鍋物などいろいろ思い浮かんだものの、なんてったってその日は焼そばなのである。カンタンに考えれば焼そばにそのほうれん草を入れてしまえばいいではないか。
しかしいつもの富士宮やきそばのソース味にほうれん草ってのもなんだか違和感アリアリなのであって、ここでもカンタンに考えてほうれん草の香りや旨味を活かすために塩味にしてしまえばよいだけのハナシなのね。つまりコレは富士宮やきそばではない。その麺を使ったベツの焼そばなのだな。どーせなら…ってことでモヤシや人参と豚挽肉も加え思いっきり中華風の味付けにしてみた。
あ〜美味い♪ やっぱり麺のチカラは大きい。もちもちシコッとしたあの食感はレシピを変えてもきちんと生きていて、もうホカの麺は使いづらくなってしまった。あ…ビールですか、キリンさんの新製品。“ごちそう”なんてタイトルを振ってあるからもう少し香ばしくリッチな味わいかと思ったら、意外にシャビ系スッキリ派でしてね。ごめんなさい、リピートはありません。



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