またもやほうれん草入り『豚バラのキムチ炒め』

富士宮やきそば麺を使い“ほうれん草と豚挽肉で塩焼そば”にしてみた数日後、使い切れなかったそのほうれん草がまだ冷蔵庫にあることに気が付いていた。

そうだ、今夜のメニューは『豚バラのキムチ炒め』だけどソレに入れちゃってもいんでないかい?ってなカンジでザクザクと刻んで炒め混ぜてしまった。
見た目もグリーンが入って鮮やかさも際立ったが、肝心なお味はもっとイケてる料理になってくれたのがよかった。う〜む、ただの豚キムチ炒とは違うね〜♪となかなかの傑作である。
アクの少ない西洋種はハウス栽培に適しているのか葉先が丸い「サラダほうれん草」などの商品名で売られていることが多い。それに対し地元の富士宮産は露地モノで在来型東洋種、葉先は尖っていて根元が赤いムカシからあるタイプだ。小さい頃はこの赤い部分が匂いも強くアクもきついような気がして好きになれなかったが、今はほうれん草らしい味がするなあと喜んで喰っている。
西洋種に比べ鉄分やカロテンを多く含む分カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸も多く、調理方法や食べ方にはちょっとした工夫が必要だ。茹でこぼしたりカツヲ節などと共に食してそのシュウ酸を減らしたり体内残留を少なくする知恵が先人から伝わっているが、キムチに含まれるヤンニョムや旨味調味料としての塩辛にそうした効果があってジツに上手い組み合わせなのであった。
美味いと思う料理にはキチンとした理由が存在していた、と云うことか。偶然とは言うものの、いいレシピが出来上がった。




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