函館から『いか刺松前』

例によって宅配食材のカタログを眺めていたら“新登場!”と赤文字で注目誘導してある商品があった。ほっほぉ〜『いか刺松前』かあ…一杯の肴にヨサゲではないか、と早速注文してみたのよ。

フツーはイカのスルメを細切りしたものを加えるのが松前漬だが、コレはそんなメンドなことはせずモロに生のイカ切身を漬けこんでしまうというストレートな戦略に打って出たものなのだな。
なんだか安易な発想のようにも思えたが喰ってみればこれがまた美味い。ねっとりコンブの旨味がイカにシミてジツにシャスデリなのである。開封した1パックをイッキ喰いしてしまいそうな勢いだったので中途で箸を持つ手を止めるのに相当な勇気が必要だった。
函館市民にとっては灯台下暗しというかコロンブスの玉子テキ存在かも知れないなあ、どうしていままでこんな商品がなかったのだろう…とフシギに思ってしまうほどだ。
てなワケでいちおーネットで類似商品がないか調べてみると、まあ出てくる出てくるワンサカあるではないか。なんだよ、知らなかったのはボクだけか…なのだ。カタログの“新登場!”と云うのはベツに新開発した食品というイミではなく、そこで扱いを始めたのは初めてなんだよということだったのである。しかし(ちぇっ、なんだよ…)なんてヒネた思いで心折れたりもせず(あぁ、新しい世界を知ることができてよかったなあ)と感謝のキモチなのだ。もしかしたら美味しかったので素直なキモチになれたのかもしれないが、これがイマイチのお味だったりもしたら前者のような卑屈な心境に陥るというもので、人間とはカッテなものであるし人生は難しいのだ。
まあそんなどーでもいい話は忘れてこの『いか刺松前』を楽しもうではないか。後ろ髪を引かれるように晩酌のお供を中断してまで残しておいたこいつは朝食のゴハンに乗せてバックリ喰らうのである。
あ〜シアワセ…




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なんでもない山間に群生していたシャガ
朝露に輝いてキレイだったけど
罰ゲームのエピローグではゆっくり楽しめなかったのよね



April 21. 2012. @Nakaisshiki, Shimizu-Ward