『北海つぶ』で冷酒をイッパイ飲りますか

けっこーメにする『北海つぶ』である。ナゼかボクの住んでいるエリアのスーパーではそう珍しいものではなく、お値段もごく控えめなのが有難い。

何気なく『北海つぶ』と呼んでしまっているが、調べてみると意外に種類は多かった。本来の『北海ツブ貝』はもう少し大型で貝殻のカタチも少々異なる。
釧路にいたころ父親がよく買ってきてくれてはガスコンロで醤油を垂らしながら焼いたそれはボリュームもあって大好物だった。また釧路の繁華街には“焼きツブ”のいい香りが漂い夏の風物詩として有名なのである。地元では「灯台つぶ」と呼び、新鮮なものは刺身にしてもサイコーに美味かった。
何種類かあるものの市場での呼び名は全て北海つぶ貝か灯台つぶで大らかな土地柄を表しているようでもある。ボクはこんなシゴトをしているので些細な違いも気になってシカタなくてWEB図鑑で調べたら、静岡のスーパーで売っているたいていの北海つぶ貝は「オオカラフトバイ」という種類なのであった。カラフトという名を冠してはいるもののレッキとした北海道産なのであり、漁獲地域は釧路の沖・水深50〜200mほどの海底でカゴ漁が行われている。
釧路ばかりでなく北海道全体で人気のある巻貝だけに多くの人々のクチを満たしてくれているが、残念なことに近年は漁獲高の減少が続いていると云う。釧路水産試験場のデータでは昭和60年頃には五千トン近くあった水揚げは近年はようやく一千トンに届く程度のものになっていて、その原因の究明が急がれているのと同時に“とうだいつぶの資源量推定技術開発試験”を実施しているらしい。
まあ難しいハナシはヌキにしてこの『北海つぶ』はとても美味しい巻貝なのだな。基本は塩茹でであるもののほんの少しだけのお醤油で風味付けして茹でてやるとこの貝の美味しさがグ〜ンと引き立つ。
ぷりぷりねっとりな身肉はもちろんスープリームだがワタがまた…思い出しただけでもヨダレが口腔を満たしてゆく。そう、相棒は冷酒が欲しくなるかな、ビールもいいんだけどね。


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あ〜美味いビールが飲みたいなあ…
こんなサイトがあったよ

造り手が語るエビス
http://www.sapporobeer.jp/yebisu/tsukurite/01/index.html






元ルーさん
おはようございます!
外でなら真っ先にその匂いにヤラれてしまいますねえ (´▽`*)アハハ 先日の「焼きとうきび」同様…というかウナギやヤキトリも一緒か〜 (´▽`*)アハハ やっぱり醤油のコゲる香りにはコーフンしますね(笑)
焼きイカは高いんですね! 先日テレビで視た函館の作りたて「さきイカ」はとても美味しそうだったのですが、アレはいったいいくらするのでしょう…