(162) 金ちゃん『ピリッと旨辛焼そばキムチ入』

コドモのころは今のように“キムチ”という韓国語の日本語表記ではなく“朝鮮漬”と呼んでいた。いつの間にかカタカナ語が一般共通語になってしまい、現在の若者に朝鮮漬などと言おうものなら「なんスか?それ」などと切り返されてしまうに違いない。

スーパーの漬物コーナーに立てば何種類ものキムチが並んでいるしイタリアンの有名某シェフの名を冠した商品まである。高価なものはソレナリに美味しいが、450gも入っているのに¥198なんて廉価版でもけっこーイケる。
ボンビなエロおやぢはたいていこの廉価版を購入してくるのであって、大量にそれを必要とする“キムチチゲ”であっても惜しげなく使えるところがいい。それでも食べ残しては冷蔵庫に何日も蟄居させてしまうこともあって乳酸発酵ですっかり酸っぱくなってしまったキムチに(ケチケチ喰わないでサッサと楽しめばよかったよ)とハンセーしたりもするのね。

ところがよくしたものでそうした過剰に発酵してしまったキムチならではの食べ方というものもあって、居酒屋メニューでもグイグイ番付を上げた“豚肉のキムチ炒め”なんてのがその代表か。キムチがあまり一般テキでなかったムカシでは考えられない料理で時代の変遷を如実に物語る存在だ。
しかしコレも実に理に適った料理で、酸味が豚肉のタンパク質結着を分解し柔らかく仕上げるアシストをするし、加熱によってその酸味は飛んでしまい食す時点では漬物が入っていることを感じさせない優秀な調理方法なのよね。そして乳酸発酵によって大いに加速された旨味成分の増強がそのままその一皿に乗り移っているのだからこいつは堪らない。酒の肴はもちろんゴハンにも合う。
そうなるとそんなキムチを「ソース焼そばに入れてしまおう!」という流れもごく自然に発生することなのであって、飲食店でも家庭でも既存のレシピにちょっと加えるだけなのだからカンタンにレパートリを拡大出来る。
インスタント麺業界でも従来はカップラーメンにフリーズドライキムチをフィーチャーしたものはあったけれど(やっぱり出ましたか…)てなカンジでカップ焼そばに応用されていたのは以前に食したペヤングさんの『キムチチゲ味やきそば』だった。
このカップ焼そばはちゃんとキムチのシャキシャキした食感も再現されているし、平板になりがちなお味に明確なポイントを与えていてけっこー美味い。ただしこれ一発で完結させる食事ではなくビールのお供にしたくなるようなジャンクフードかな。


徳島製粉株式会社(金ちゃん)
http://www.kinchan.co.jp/


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ほんの少しだけ夜が明けるのが早くなってきましたね
相変わらず寒さはキビシいですけど…



7:09AM, January 19. 2013. @Ihara, Shimizu-Ward






元ルーさん
おはようございます!
ボクも視ましたよ〜その番組。知ってる場所がいっぱいで「よく見えすぎでインチキ臭い〜」などと笑いながら視てました(´▽`*)アハハ
あの「たちばな」というお宿はけっこうな高級割烹旅館でしてね、よく旅グルメ番組には登場します。そしてソコや由比の漁港は朝夕の通勤経路にあるので見慣れた風景なんですねえ(笑)
ボクも北海道からこちらに戻ってきたときはやたらに道が狭く感じましたが、あれからン十年…サスガに慣れましたね(´・∀・`)